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黒霧行記  作者: 悠希
1/5

プロローグの前

こんにちは。

この小説は不定期更新です。作者の趣味小説です。それでもよければ読んでいってください

快、不快がある。意思者は不快に抵抗し、快を欲する。


欲があり、成し、幸福と云う快を感じる。これにより、また快を欲する。


抵抗があり、避け、安心と云う快を感じる。これにより、また不快を拒絶する。


意思を持ち、何かをなすもののあり方。

生まれもって仕組みを肉体に刻まずとも、環境により適した成長を遂げる。




強欲はいい。少しの快も諦めず、より成し、より力と技を磨く。


慎重はいい。より無駄な失敗を防ぎ、多くを成し、多くを学ぶ。


勤勉はいい。少しの快でも、再び成し、繰り返し学ぶ。




慎重はいい。少しの不快も見逃さず、より避け、知力を伸ばす。


勤勉はいい。少しの不快でも諦めず、多くを避け、多くを学ぶ。


強欲はいい。少しの安心でも、再び避け、繰り返し学ぶ。




無欲・傲慢・怠惰  意思者の冒涜。



無欲は快を欲さず、不快をも認める。その極みは生存欲さえも失い、生者を穢す

意思者は生きる意味さえも見失う


傲慢は多くの障害・不快を見逃す。その極みは何を成さず、避けずとも快を得る

意思者は成長する意味をも見失う


怠惰は快も不快でも諦める。その極みは何もせず、欲が満ちぬ不満も不快も許す

意思者は不動、意思の意味を失う




無欲、傲慢、怠惰。そのいずれも過酷な環境には致命的、絶望的。


欲さず、成さず、諦める。

意思者が脈々と受け継ぎ、継承してきた血脈に対する不敬、不遜。


されど許されうるその冒涜者は、意味なくとも生き、成長無くとも完成された、動かずとも、意思がなくても関係のなく生きれる。そんな存在なのだろう。


しかし、ひとたび其の存在が動けば、それは災厄となり、絶対的な存在として恐怖、そして絶望を振り撒くこと違いあるまい

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