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異世界おまわりさんの事件簿!  作者: 早川 ゆういち
ポリスのお仕事 ~行方不明~
26/46

この子はきっと家ある子

空と君との間には。

 「あと、1週間です。」


 「と、言いますと?」


 「婚約者が、待つ、と言っている期限です。

  これを過ぎれば、一族を全員始末すると。」


 「コチラの世界では、犯罪です。

  ムコーに、そんな制度は?」


 当然の疑問を投げかける。


 別に俺が警察じゃなくったって疑問になるだろう。


 「種族の話はその種族で解決すること。

  基本的にそんな基準が横行しています。

  国や、地方の領主が動くのは、その存亡の危機が訪れた時くら

 いなものです。

  そして、魔法使いの内で『法』を担っているのは婚約者の家系

 なのです。」


 なるほど、被害者たる本人が言っているんだ、嘘ではないのだろう。


 「分かりました。

  私も捜索に加わります。

  娘さんが帰宅するかもしれません。

  本日のところは、帰宅をお勧めします。」


 「分かりました。」


 「あと・・・娘さんが帰宅なされたとして、

 どうされるんです?」


 「…と、言いますと?」


 「無理矢理嫁がせるんですか?」


 「貴方に何が分かる!?」


 「いえ、失礼しました。

  全力で捜索させていただきます。」


 署の正門を出る夫婦を見送る。


 「あーあ、怒らせちゃって。

  一言余計だったわね。」


 「余計じゃないさ。

  お父さん、怒ってたじゃないか。」


 「だから言ってんじゃないのよ。」


 「人ってさ、正しいことをしているのに、うまく行かないときに

 怒るんだ。」


 「何を言っているの?」


 「本音は変な男に娘をやりたくない。

  けれど、相手に歯向かえないんだ。

  本当は娘思いのお父さんなんだよ。」


 「そうかしら?

  だとしたらアナタ、良くわかるものね。」


 警務課に戻ると、律儀にもおねえさんが俺達を待っていた。


 「申し訳ありませんでした。

  前田さんにご迷惑を。」


 「いいんですよ!

  人と話すことを得意にしてるやつが人と話すればいいんです。

  桐馬とうまさんは、警務課の勤務が長いんですから、

 慣れてなくてしょうがないですよ。」


 そんなことよりもう午後10時を回っていた。


 「桐馬さん、明日も早いでしょう?

  僕らに任せて早く帰ってください!」


 「いえ、でも、、」


 「いいですから!!ハイ、お疲れ様!!」


 無理に玄関から押し出して帰宅を促す。


 桐馬さんが誰よりも早く出勤しているのをみんな知っている。


 「俺もちょっと探したら、今日の当番の人に任せて帰りますから。」


 「…では、失礼します。」


 藤間さんの後ろ姿を見送って早速行動に身を移す。


 「ローラも、もう帰ってよ?」


 「我が子のために、帰る訳にはいかないわ!!」


 メタトロンさん、あなたの部下は本当にタフです…。


 さて、どこから探そうか。

 

 「お悩みですね?(?_?)」


 「えぇ、ちょっと。」


 「占いは得意なので、力になれるかもしれません。(*^^)v」


 「いや、占いとかでは難しいかもしれませ…ん。」


 コイツはいつかの黒魔導士。


 「…アナタ、お名前は?」


 「山ノ中 素子と申します!( *´艸`)」


 失せモノはどうやら見つかった。

今日も暖かい日が差し続けることを願う。

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