第4章 ピエロの正体は?
そして、達仁はピエロの足取りを追って謎を追うのだ。
明石は所轄の出町警察署に向かった。
「えっ、4件起きてた。」
「ええ、先週起きた事件は、津沢と鷹栖でも起きてた事が分かったんだ。」
「ああ、2件ともいずれも被害者は軽傷ですが、2件とも殺人未遂でした。」
「なるほど、出町の他に津沢と鷹栖でも起きていたのか。」
「はい、先週の木曜日に津沢の児童公園のトイレにピエロが入室し、下校中の女子高生を襲った、被害者の砺波の高校の女子生徒はピエロに手に捕まり、女子生徒は近くの商店に駆け込んだが女子高生はピエロに追われて公園の滑り台でやられたそうです。」
「それで、被害に遭った女子高生は。」
「被害者は軽傷で命に別条はありません。」
「そうか。」
「次に起きたのは鷹栖ですね。」
「ええ、犯行は先週の土曜日に起きた、新鷹台公園で遊んでいた小学1年生の男の子は友達と一緒にサッカーしていたら、そこへピエロが小学生に話しかけた。」
「それで、その小学生は。」
「目撃者の話によると、ボールを取りに行こうとしたら、そのピエロは少年に話しかけたんです、ボールを返そうとしたが、少年はピエロに連れ去られそうになったそうです、通り係の人に助けられたが、少年を負傷を負わせ、逃走したとの事です。」
「昨日起きた出町の事件とその津沢と鷹栖と同一人物じゃないかな。」
「やはり、明石さんの言う通りなら。」
「恐らくこの犯行は、キラークラウンと見て間違いない。」
「キラークラウン?。」
「そうだ、かつてアメリカではピエロによる殺人が起きた、33人を殺害した。」
「じゃあ、この事件も。」
「ああ、犯人はキラークラウンと見て間違いない。」
「じゃあ、そのピエロの男が犯人だな。」
出町署では2件の殺傷事件の犯人はピエロの男を手配し、学校や住民に注意を促した。
一方、明石はショッピングセンターへ行き、あるイベントに目を付けた。
「ピエロが宣伝してる、この男が犯人かな?。」
明石はピエロの男を後を付けたが、怪しい。
「でも、写真のピエロと違うなぁ。」
調査した結果、事件の犯人殺人ピエロは又別人と判明した。
「やはり、犯人はこの男ではないなぁ。」
そして、土曜日は出町朝市で販売の手伝いをしていた。
「さぁ、さぁ、評判、評判、野菜と魚が販売してるよ、ちょっと寄ってかれまぁ。」
「ねぇ、聞いた聞いた。」
「昨日、砺波陸上競技場で小学生が殺されたって。」
「まぁ、怖い。」
「ひょっとして、殺人ピエロの事でしょうか。」
「え、どうしてそれを。」
「出町と津沢と鷹栖でも出没しているんですよ。」
「まぁ、怖いわ。」
「早く捕まえてくれないかね。」
「そうですな。」
そして、ある飲食店で食事をしていると店の人は明石に言った。
「何、殺人ピエロは40代の男だって。」
「おお、ピエロの正体は40代の男三たいたぜ。」
明石は代金を払って、店を出た。
「気を付けろよ、明石さんよ。」
「サンキュー。」
40代の男が殺人ピエロなのか、そして犯人は事件が起きる。