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第8話 訓練

「zzZ、zzZ、、」

「寝不足だったのかな、、、」

あれからだいぶ時間が経って、リアは今、俺を枕にしていた。…………

「動けないんだよなぁ、、」

もたれ掛かってくれるのは結構なんだが、俺が動けない、、、

「魔法、、使えないかな、、」

俺達、属性の神は属性を司る。けれど、俺が炎と土の魔法が使えないのは、それぞれ炎魔法の神と土魔法の神が魔法の行使を禁じているからだと思う。

「次、殺るのはあいつ等でいいか!」

俺は標敵を決めた。次の標敵は炎魔法と土魔法の神にしよう。まあ、俺は()()()()()権能を奪えから、倒せば自由自在にその属性の魔法は使えるようになる。余談だが、炎魔法と土魔法を掛け合わせると火山になる。広範囲だが、火山のマグマ等を扱えたり、火山を発生させることも出来る。また、隕石も操れる!

「そう思うと、リアはまだまだ伸び代があるよな、、」

もたれ掛かってるリアを眺めていると、

「ふぁぁ、おはようございます。よく寝ましたぁ、、」

リアは眠そうに目を擦ると、体を大きく伸ばす。

「おはよう。けど、もう夕方だぞ、」

「あ、ホントですね。寝過ごしちゃいました!」

「ホントだぞ。なら、今夜は訓練でもするか!」

「訓練ですか?」

「そうだ。リアは五台属性全部使えるんだろ?」

「はい!戦闘に関しては、それだけが自慢です!」

「それって、、悲しくないか、?」

「まあ、、、悲しいです、、、、、て、何言わせるんですか!自分で言う方がよっぽど悲しいですよ!」

「まあまあ、、それより、その自慢を使って、もう一つ自慢出来ること、、知りたくないか?」

「はい、ぜひ!」

「そうか。なら今夜。訓練だな!」

「はい!」


そして夜、

「エドさん。訓練って何するんですか?」

「複合魔法だ!」

「複合魔法、、て、何ですか?」

「複合魔法は、異なる属性魔法を合わせて使うんだ。すると、新しい属性が生まれるんだ。」

「エドさんの言ってた、対の属性ってやつですか?」

「それは違う。魔法は権能とは違うんだ。基本的に魔法は複合魔法として使える。けれど、難しいんだ」

「ボクに、、できますかね?」

「断言はしない。けど、リアになら出来ると思うぞ。」

「そ、そうですかね。エドさんが言うなら、頑張ってみます!」

「その意気だぞ。俺も、しっかりと教えるから」

「はい。頑張ります!」

リアは深呼吸をすると、気合いを入れる。俺も、気合いを入れなければ。

「それじゃあ、説明から入るぞ。」

「はい!」

「まずは復習だ。魔法の属性の種類は分かるよな?」

「はい、大丈夫です。炎と雷と風と土と水ですよね」

「そうだ。次に復習魔法についてだが、分かりやすい所からいくと、水と炎だ」

「水と炎?水と炎は相性が悪い筈ですが、、」

「そう、ぶつけ合うと相性が悪い。けど、同時に使うと凄く使いやすい。」

「そうなんですか?」

「そうだ。炎は、温度を操る魔法なんだ。だから、水と炎を同時に使うとどうなると思う?」

「氷、ですか?」

「その通りだ。他にも、蒸気なんて使い方もある。」

「蒸気ですか?」

「そうだ。けど、これは扱いが難しいから、止めといた方がいい。だから、今回は氷を教えようと思う。いいか?」

「それでいいですよ。けれど、難しくないですか?」

「ああ、難しい。けれど、その分強力だ。やる甲斐はあると思うぞ!」

「そうですね。頑張ります!」

「ああ、じゃあ、まず理論からだ。」

「はい!」

「理論になると難しいんだが、、ぶっちゃけて言うとな、炎魔法は温度魔法、これが分かりやすいかな、、」

「温度魔法ですか?」

「そうだ、、熱を発生させるのは簡単なんだが、熱を冷やすのは難しいんだよ。だから、温度を操る温度魔法は炎魔法として扱われるんだ。だから、炎魔法として考えちゃダメだ。温度魔法として考えるんだ!」

「温度魔法ですかぁ、、」 

「そう、、そう言えばリアは無詠唱は出来るのか?」

「無詠唱ですか?すいません。出来ません、、」

「そうか、、なら教えるだけだ。」 

「は、はい。ありがとうございます」

まだまだ先は長そうだ。

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