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第53話 ギルド長

中は物静かな白色の壁で、部屋の中心には縦長の机が一つ。そして、机の両側には椅子が一つずつ置かれている。右側の椅子に一人の子供?が座っていた。

「君かな、僕達に大量の素材を寄付してくれるって言うのは?」

「はい。貴方は?」

「おっと、挨拶が遅れたね。僕はこの町のギルドを仕切っているオルガドというんだ。君達冒険者のトップだね。」 

こいつがギルド長か。以外と子供だな。まだ幼さの残る顔に、クリーム色をした髪。そして、何となく感情が分からないしゃべり方だ。

「私はエドです。お呼びされたのは、何か理由があるのですか?」

流石に俺も敬語くらいは使える。まあ、リアのしゃべり方を少し真似ただけだが、、

「いやいや、無償で素材を提供してくれると言う人に興味があっただけだよ。それに、君はここの冒険者じゃないね。見たことないよ。」

「はい。先日この町に来ました。」

「そうかい、そうかい、君の活躍、期待しているよ。あと、あれだけの素材提供ありがとう」

「はい。ありがたいお言葉です。」

「それはそうと、君には少し頼みたいことがあるのだがいいかな?」

「内容によります。」

明らかに雰囲気が変わると、緊迫した空気に早変わりする。

「依頼は簡単なことだよ。こないだの北の森での災害について調べてほしいんだ。こないだ頼んだ人達は全滅しちゃったんだよ。」

「そんな危険を聞いて、私達が行くとでも?」

これは確実にあの時の話だ。俺がブレスを放って、半燃した森のことだろう。そして、全滅したのは俺が殺った奴等だろう。

「だろうね。けど、君は逃げられないよ。この依頼さ指名依頼なんだからさ」

「っ!」

「さあ、受けてくれるね?」

「いや、拒否する。俺達は受けない」

「急に口調が変わったね。それが本来のしゃべり方かな?」

「話を反らすな。俺達は生憎危険な真似はしたくないんだ。俺はお前達ギルドを全滅させてもいいんだぞ。」

「そんなことが出来るのかい?君もたかが人間だ。ギルドにはもっと強い人が沢山いるよ。君みたいな低ランク冒険者が何を言うのかな?」

ふざけた笑いを浮かべて油断してるな。少し渇をいれるか。

「なあ、その災害を起こしたのは誰だと思う。感じるところ、お前も随分高ランクなのだろうが、俺に勝てる訳がないだろ?」

俺は右手に単純な魔力の塊を作り出すが、その密度は普通の十倍はあり、威力も比例して数十倍はある。

「ほぉぉ、、嘘じゃないようだね。けれど、君もそんな物は連発出来ないよね?」

その言葉とともに、俺は手に作り出したのと同じ塊を数十個作り出す。

「凄いねえ、、、君には関わらないようにするよ。これ以上すると、僕の体は残らなさそうだからね。それと、僕の所に来ないかい?」

「断る!俺は帰らしてもらう。」

俺は後ろを振り返ると、

「これは土産だ。」

俺は塊の一つをギルド長に投げつけると、部屋を出ていった。

「うわっ!」

きっと死なないだろう。これくらいでじゃあ死なないと思う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「危ないなぁ、、ここが壊れたら弁償してもらうからね。」 

僕はオルガド。この町、リベオスのギルド長だ。それにしてもあのエドって男、、

「面白いね。僕のコレクションに欲しいよ」

あんな面白い男、最高じゃないか。絶対に手に入れたいな。

「ギルド長様、レジーヌです。あの男、危険です。」

「そうだねえ。確かに危険だけど、きっと君達が束になって掛かっても勝てないよ」

「なっ!そ、そんなことがある筈はありません。あんな貧弱そうな男一人に負けるなど!」

「なら試してみるかい?次、あの男がギルドに来た時、ギルドの闘技場を使うことを許可してあげよう。」

「ありがとうございます。あんな男、倒して差し上げましょう。」

レジーヌは自信満々に言うけど、勝てるかな?いや、勝てないね。あの男、エドというの離別した強さだと思うからね、

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