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第27話 乱闘

「ちょ、エドさん、ど、どうするんですか!」

「そうだな、、狩りたいか?逃げたいか?」

「そ、そんなこと言ってる場合じゃないですよ!」

「主様、フォンセは殺りたいです!」 

「そうか、、リアは?」

「ボ、ボクは、殺ります!」

「そうか、じゃあ、スタートだ!」

掛け声とともに俺もフォンセも変化を一部解いて戦闘モードに入る。

〔ブレス・眠煙〕

なかなか魔法では再現できないことも、ブレスを使えば簡単に出来る。なんせ、俺の創造なのだから、、

「闇よ沈め」

その声ともに俺を中心に闇が広がると、その範囲内にいる魔物を闇に沈めた。

「滅」

広がった闇は渦巻きながら俺の手の中に戻ると何も無かったかさかのように消える。

「はっ!」

龍の手のまま闇裂を握ると、襲いかかってくる魔物を真っ二つにする。

「光よ広がれ。」 

先程の闇とは違い、光が空に広がる。

「貫け!」 

広がった光から、一本の閃光が墜ちると、それに続いて無数の閃光が地上に降り注ぐ。

「闇よ、光よ、静かな滅亡を」

自分の手に付与した権能を使うと、魔物の命は触れただけで滅亡してしまう。

「さあ、殺り合おうぜ」

俺は翼の変化も解いて、魔物相手にケンカを繰り広げた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「んー、フォンセ、こんなの初めて!楽しい!」

目の前に魔物がいる。両手の鋭い爪で首を狙ってあげる。

「、、!」

「グギャ!」

死んだ。首の血管を一撃で絶ちきった。

「闇よ集いて貫き暴れよ!」

爪先を使って魔法を放つと、斬撃の形で闇は飛び回って魔物の首を切り裂いていく。

「、!」

今度は空に飛び立った。下に魔物の群れが見える。

〔ブレス・暗黒〕

初めて放つブレス。どんな仕上がりかは分からないけど、フォンセには自信がある。

!!!!!!!

地上に触れた瞬間、地上を抉りながら周辺の魔物の命を黒く染めていく。ここからはフォンセの番。フォンセだけの能力、

「絶対者の権力」 

半神であるフォンセ自信の権能。自分の染めた相手なら完全に操れる。

「魔物達よ、フォンセの命に従って!」

声を聞いていた倒れた魔物達は、目に光を灯さないままに立ち上がる。

「グガァァァァァァァ」

大きな雄叫びを上げると、近くにいる魔物と戦い始めた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「エ、エドさん、酷いですよ。ボク一人残すなんて、ボクにこんな大群、相手出来る分けないじゃないですか」

殺るとは言ったけど、やっぱり怖い。だって、こんなに魔物がいるんだもん。ボクなんてまともに殺り合ったことさえないのに。

「グギャァァ!」

こんなこと思ってても、魔物は容赦なく襲ってくる。

「やっ!」

ボクもこんな所でやられたくない。自分の精一杯の力で剣を振るっても、魔物の表皮を切り裂いただけで、前より怒らせてしまった。

「光よ集いてボクを守って」

咄嗟に出た魔法だったんだけど、効果はあったみたいでボクの周りをドーム型に包んでくれた。

「光よ集いて貫いて」 

やっぱり分かる。光の魔法は簡単。指を魔物に向けただけで光弾は音速を超えて魔物の眉間を貫いた。

「ホ、ホントき出来た」

一回すれば後は簡単だった。両手を広げて魔物に向ける。

「はっ!」

両手合わせて指十本。その全てから魔物に向けて光弾を放つ。それを続けて、続けて、続けて、

「はぁ、はぁ、、ちょっと、疲れちゃった」

けれど、周りを見ると体が風穴だらけの魔物の死体が転がってて、生きてる奴は居なかった。

「ボク、ちょっと疲れたよ」

この光の花のように、光魔法のドームを作るとボクは座って魔力が回復するのを待った。幸い、魔物は残っていない。魔力が回復するまではもつと思う。

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