オバケ┐('~`;)┌
さて、刈谷で仕事があった日の次の日、岡崎という街に行った。徳川家康の生まれた城下町できれいなとこである。
そこの町外れの山の上に美術博物館というところがあり、バスで行くことにした。どういう都市計画なのか分からないが、山すそに市民病院があるらしく、ほとんどの人は市民病院で降りて行った。
「あれっ?」
ところが、一番前の席に一人のじぃちゃんが座っていた。
そして山奥の美術博物館に着いてもじぃちゃんは降りなかった。私はけげんに思いつつ、美術博物館でホアン・ミロの絵を観て、岡崎の街を見下ろす展望レストラン・セレーノで桜海老のサラダ、ミネストローネ、ビーフステーキ、フルーツなどを食べて、じぃちゃんのことは忘れていた。
そして、帰りのバスに乗った。
「あれれっ!」
また同じじぃちゃんが同じ席に座っていた。
しかし、私は大ボケのためじぃちゃんは循環の路線に乗っているだけで同じところをぐるぐる回っているのだろう、と思った。
帰ってから生徒にその話をしたら、そのじぃちゃんは本当にじぃちゃんだったんですか!と突っ込まれた。
霊感がないので、私には分からない。今度、また美術博物館、行ってみよ。