言葉・ことば・コトバ!
ちょっとかたい話から始めるのですが、私は言葉と文学の専門家として、方言の話なんか敏感です。
ある先生の活動報告が楽しいのですが、それにくわえて、名古屋弁が非常に上手いんです。そこにうなりました。
実は東海地方のように人口も一千万以上で、面積も広いと実は方言も多様だし、方言研究には本当は厳密にはいろいろルールがあるんです。ただ学術論文を書く訳ではないので、この文章の中の名古屋弁はおおざっぱなものを考えて下さい。
実は私は東海地方と近畿地方の重なりあう大垣に住み、名古屋中心で仕事をしているので、気づいたのですが、大垣は京都と結びつきが深く、自分の言葉は京言葉に近いんですね。だから生徒の名古屋弁を完全に上手く再現出来ないです。
生徒で名古屋弁が強い子は祖父母と暮らしている子、また代々、名古屋に住んでいる子が多いです。
そこで困ったものなのがカズマで、カズマは何故か標準語で話しているんです。理由はカッコつけだと確信します。
ただアナウンサーをやっていた先輩によるとカズマと自分が標準語のつもりで話しているのは、全然装えていないらしいです。
私はそのことは自覚しています。一文字の単語をハキッと発音出来ないから。木とか血とか実とか。
逆に「ちゃうんとちゃうやろか」みたいなやわらかい言い方は得意です。