本が好きな人
穂村弘さんの「本当は違うんだ日記」があんまり面白かったので、簡単に手に入る文庫になっているものを全部手に入れた。
いろんな面白い要素があるのだが、一つ言えるのは穂村弘さんは本が好きで、本について書いている部分を集めるだけで、一冊になるぐらいである。そして読書好きだとうなずける部分がけっこうある。
特に思ったのが好きだからこそ読まなくなる本があるというところである。
あまりに好きで内容を覚えてしまうということと、読んだ時の精神的なショックがよくも悪くも大きいらしい。
穂村弘さんにとってのそういう作品は大島弓子さんのマンガだそうだ。
また穂村弘さんが主張されるには読みやすくよく読む作品というのがあるらしい。
これも分かる。
「源氏物語」は私は意外と読み返していない。一回で読みとった内容が衝撃的だったからだと思う。
逆に「百人一首」とそれに関する本は何度も読んだ。読むと何か落ち着く。また軍記ものも何か好きである。戦争は嫌いだが、軍記ものを通した人間ドラマが好きなのだろう。
また穂村弘さんはよく買ってしまう本というのも挙げていらした。
これも分かる。私も古本などで、二冊買ってしまった本がある。
岩波文庫の名作などが多い。読まなきゃという気持ちが強い訳である。
私は本を読むことに関しては貪欲である。なかなか飽きないと思う。まだ読みたい本がたくさんあって、先が楽しみだ。