小論文の採点②
これを書くことで身に危険が迫ったら、どうしよう?(うそ)
いわゆる難関大学にはいろんな癖がある。「ドラゴン桜」みたいなマンガでも描かれているかもしれないが、よりディテールを書いてみようと思う。
一流で、規模の大きい私大には「記念受験」というのを受けに来る奴がいる。
「受かることはないだろうけど、東京に行くきっかけにもなるし、〇〇大学を受けたってだけではくがつくぜ~!」という子が意外とたくさんいる。はくって何だよ?(-_-#)
しかし一流私大はそういうアホを落とすための罠?もたくさん仕掛けている。
有名なのは上智大が「現代文」と書きながら、近現代の人が古文で書いた文章を出し、記念受験の学生を一掃することである。
もうちょっと巧妙なのが早稲田である。ここは記念受験の王国である。
早稲田のやり方は巧妙で、普通の学生には解けないめちゃくちゃ難しい問題を混ぜ、それを解こうと頑張る学生を落とすことになっている。本当に早稲田を合格したい子は解ける問題、解けない問題の分類から始める。
しかし、私が一番気になっている、はっきり言うと変な大学は慶応大学である。
慶応大学では細かい問題のある国語の代わりに小論文が出される。
その論調が変なのである。(-_-;)
「さあ、お前たちが支配する愚民たちに情けをかけてやりなさい」という感じ。何?その上から目線。(ちなみに小泉元総理、小沢一郎氏らは慶応)
近年の問題で私が気になったのを書き出してみる。
①街に動物園を作ることにしたので民衆を説得する文章を書きなさい。
「民衆を説得」というところに独特の価値観がかいまみえる。こんな奴には絶対説得されたくないと思う。
②浜崎あゆみの歌詞を紹介しつつ、こういうのを聴いている若い愚民の悩み相談にのってあげなさい、というもの。
あゆの歌を聴いている若い愚民より俺たちは上の存在という不気味な意識が感じられる。(-_-)
他にも「日本の英語教育を今後どうすべきか?」など、全て強者の論理である。
③戦火のサラィェヴォでサミュエル・ベケットの「ゴドオを待ちながら」を上演することにどういう意味がありますか?
ぶっ飛んだ問題である。まず戦火に苦しんでいる子供に食べ物や薬を与えてやれよ、と思う。
しかし、この問題は少し考えさせられた。戦場というのは極端としても、悲惨な人にとって文学が救いになることはあるかも知れない。あれっ、じゃあ良問なの?分からなくなって来ました。(-_-;)