37/300
人はバケモン2
先輩が「俺も人間が恐ろしい話を知っている」と張り合ってきた。(-_-;)
ある時、肝試しであるお寺に丑三つ時(午前3時ころ)に行ったのね。墓地もあるところでさ。
寺の柱には梵語(古代インドのサンスクリット語)がびっしり書いてあって、異様な雰囲気のお寺なの。
それで俺は霊感が強いから墓地のさらに裏の森から異様なアウラが出ていたから行ってみたの。
そしたら、さすがの俺も足がすくんだ。巨大で、曲がりくねった根が地上に突き出ている御神木にびっしり藁人形がうちつけてあったの。
そしたら、ザッザッザッ。遠くから異様な気配がやってきたの。
白髪だけど、大柄なババアが頭に角のように二本の懐中電灯をさして、走ってきたの。
「見たな~!」って、叫んで。
両手には藁人形と五寸釘と金づちを持って。
もちろん猛ダッシュで逃げたよ。
え?そういう生活をしてる俺が怖い?
無礼なこと言うな!(`ε´)