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最近、影響を受けた二冊の本
最近、影響を受けた二冊の本がある。
高橋源一郎さんの「一億三千万人のための小説教室」と穂村弘さんの「本当は違うんだ日記」である。
実は先に読んだのは後者で、その破格の面白さと自由さに、このエッセー集を書く刺激を受けたのである。基本的に穂村弘さんは草食男子で僕はダメな男なんです!と卑屈なほど強調する。しかし、そのユーモアの中に意外と強かな芯の強さ、博識、鋭い感性、観察力などがうかがえるのである。
もちろん私はそんな人生の達人の域には達していないが、自分も素直に書きたくなった。
高橋源一郎さんの方はとても尊敬している先生に勧められた。
小説教室と書いてあるが高橋源一郎さんが評価する作品が紹介され、それも自由なものが重んじられている。
そういう例として穂村弘さんの作品や、私に古典を教えて下さった藤井貞和先生などが引用されていて、うれしくなってしまった。
実は高橋源一郎さんには女性スキャンダルなどで印象が悪かったのだが、本当に見直した。株が上がった。
お二人のように自由に書いて行きたい!