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荻上直子監督(前編)・「バーバー吉野」

ゴールデンウイーク前後にいろいろ観た中で荻上直子監督作品の特集もとても楽しかった。


特に数年前の作品だがベルリン映画祭で賞をとった「バーバー吉野」は素晴らしい秀逸な作品で、笑って笑って笑って泣ける作品だった。



ある田舎町にバーバー吉野という床屋さんがあり、もたいまさこさんが経営している。そしてその村にはそこしか床屋さんがないので、村の男の子はみんな同じダサい髪型(こけしの髪型?)をしている。バーバー吉野の息子ももちろん。


ところがそこに都会から髪型を自由にしたいという転校生がやって来て、波紋が起こる。


村の子供たちにも反逆ムードが広がり、髪型の自由をめぐって大人と子供の戦争が始まる。

実はこのエッセーの中で論評したミヒャエル・ハネケの作品でも大人と子供の対立が描かれるが荻上直子監督の方が格が上だと思った。日本とヨーロッパの違いもあるのだろうが、対立しながらも大人も子供も愛情と優しさに満ちていて、最後はアッと驚く爽やかな終わり方だからである。それを目撃して、私は感動の涙があふれるのを止められなかった。


是非、ご覧になることをおすすめする。子供たちが同じダサい髪型でいるのを見るだけでもじんわりとおかしい。(^o^)

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