早乙女太一「龍と牡丹」
何か遊んでばっかいると思われそうですが、みんなが遊んでいる時に働いているので、よしなに。(-.-;)
早乙女太一くんの公演に行って参りました。一年に一回、必ず行っています。去年は名古屋で最高の格式の御園座という劇場で公演をやったのですが、今年は名鉄ホールというところです。観客は老婆メインです。(-.-;)
行ったことがある人はご存知でしょうが早乙女太一くんの公演にはセリフを一切使わず、全ての感情やストーリーを舞踊で表します。
今回は前半が衝撃的!
私の文章を読んで下さっている人ならほめ言葉と分かって下さると思いますが、一つの道を極めた天才は変!
早乙女太一くんは海老蔵さんの暴れっぷりに比べ、真面目、ストイック(忙しくて遊べないのかもしれませんが。(-.-;))。そんな彼が十代最後の年にやっておきたかったとやったのは普通の洋服を着て、普通の若者が道端でやっているようなダンスをすること。(ただし、めちゃうまで、美麗!)そして老人たちと自分は衝撃を受けていたのです。(*_*)
しかし後半、第二部は完全に天才女形として「絵島事件」を華麗に演じていました。絵島事件は映画版の「大奥」などでも取り上げられており、有名ですが、大奥総取締役の絵島が役者生島新五郎と恋し、絵島は追放、生島は処刑された事件です。事件そのものがでっち上げで幕府の権力闘争の犠牲者の二人でした。
本人はいろいろ挑戦しているようですが、私はやはり早乙女太一くんは女形としての舞踊が素晴らしくて、見とれてしまいます。輝いています。この道でずっと輝いて欲しいです!でも新しいことに挑戦し続けるのも素晴らしい。来年がまた楽しみです!