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天使な悪魔
夢「はい、新しい生徒の慶ちゃんです」
カズマ、あっちゃん、のんちゃん、Kくんらの顔が蒼冷めた。
慶ちゃん。まるで地上に降りた天使。小学生時代の滝沢秀明を彷彿とさせる天使度の高さ。
女子たちの顔色も変わった。
カズマ「慶ちゃん、メルアド教えてよ!」
慶ちゃん「え~、僕、ケータイにiモードとかついてないんです」
慶ちゃんは三学期期末テストの勉強をしていた。
のんちゃん「あ、あれっ!?この前あげた過去問のプリントは?」
慶ちゃん「あ~ん、ミスタードーナツで勉強してたらなくしちゃった!」
のんちゃん「ガーン(*_*)」
あっちゃん「この参考書いいよ。あと水曜日に勉強やろ!」
慶ちゃん「先輩優し~い」
水曜日。慶ちゃんは来ない。
プルル。
あっちゃん「慶ちゃん!?」
慶ちゃん「先輩すいませ~ん!物理の先生のとこ行くの忘れてて」
あっちゃん「ガーン(*_*)」
女子たち「恐るべし・・・天使の顔した悪魔ね・・・」
天使な悪魔がどんな波乱を!?