表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
224/300

間違い言葉辞典⑤

間違い言葉辞典、再開!




①憮然


これは最近、新聞などで見かけたのだが、闇の権力者小沢一郎氏が強制起訴、党の処分などを受けて、「憮然」としていたとあった。これは誤用ではないか?


私は政治・経済についてはパーチクリンだから、小沢一郎氏の思想や能力については論評出来ない。しかしテレビなどで見ていると小沢一郎氏は非常に傲然としている。


そして自分の配下の議員を動かして菅総理を恫喝したり、閣僚経験者を動かして新党を作る計画を立てたりしている。



「憮然」というのは「落ち込んで沈んでいる様子」である。どこが憮然なのか?


多分、「憤然」という逆ギレ気味の言葉と勘違いしているのではないか?



確かに最近、人に叱られても反省するより逆ギレする愚か者が多い。だから「憮然」は怒りの意味と錯覚されたのだろう。




②小春日和



最近、暖かくなってきた。しかしめでたさも中くらいなり花粉症。花粉が飛んでいます。


ちなみに小林一茶の信州(長野)では「中くらい」は「ちょっくれー」と発音し、実はかなり劣るという意味である。この辺り、信州に流罪にされた歌人・斎藤史の研究に依る。



ところで、暖かいので、「小春日和」ですね、と言う人がいるが実は「小春日和」は秋の終わりから冬の始めにかけての言葉なのである。


また「時雨」というのも同じ時期に京都に降る雨である。他の季節は誤用である。



しかし、季節感の言葉は難しい。私は歌人でもあるので、花なんかは若い女の子より詳しいが、季語の問題を学生にやらせると壊滅的である。




ところで出版界の風雲児角川春樹氏が最近、憂国俳句というのを作っているらしい。



「ハンカチや愛する国の滅びゆく」(春樹)




憂国俳句、即刻廃止してよし!(-_-#)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ