表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
221/300

「最後の忠臣蔵」

杉田成道監督と言って、作品が分かる人がいたら、けっこうテレビ好きである。人気シリーズ「北の国から」の監督である。



その監督の映画「最後の忠臣蔵」観ました。



うーむ。扱いが難しい。

素晴らしい作品、究極のラブストーリーと言ってよいかもしれませんが、ラストが気になる。優れた作品は作品として最後が納得出来ない。こういうのが一番扱いが難しい。


ちょっと内容にふれて論評します。






忠臣蔵、赤穂の47人の武士が殿の仇を討つため戦うのですが、今回は戦いが終わったところからスタートします。


討ち入り前日に逃げた男を役所広司さん、男が仕える姫を桜庭ななみさんが演じています。実は姫は赤穂軍団のリーダー大石内蔵助の娘で、男は姫が成人して、結婚するまで、身を守り、育てる使命を負います。そして男、孫佐と姫、可音はかすかな恋心を隠しながら、大富豪茶屋四郎次郎との婚礼をすすめます。そして生き残った赤穂の侍が姫の婚礼に結集する感動のクライマックスになるのですが・・・




作品全体に近松門左衛門の「曾根崎心中」の死のイメージが巧みに織り込まれ、(あっ、孫佐は姫が結婚したら切腹するつもりだ!(*_*))と気づいてしまい、やりきれなかったです。


そういう悲劇的な愛しかないという封建時代を描いているのかもしれないけど、自殺を美化しているような気もしてざわざわしました。



映像も美しいし、役者も素晴らしい。だからこそ、生きて欲しかった。(;_;)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ