「80年代ボーイズ」を読んで
私はこのサイトでトキイチロ先生の「80年代ボーイズ」をありがたく拝読し、連載を楽しみにしています。
先週、すごく忙しい時だったので、レスポンスが遅れましたが、ファミコンのことが書いてあり、非常に懐かしく記憶が刺激されました。感想に書ききれない感慨があったので、エッセーの方にちょっと書くことにいたしました。
だいたいトキイチロ先生は非常に記憶が精細で私はいつも舌を巻いているのです。
ファミコンについての回を是非読んでから、私が今から書くことを読んで下さるとありがたいです。
私がうなったのが80年代の新しく出てくる風物を描きながら、同時に失われかけている日本の光景(田舎の山水とかでなく、人々の風景など)をトキイチロ先生がしっかり描いてらっしゃるところです。
ファミコンの回で言うと初めてファミコンを買った家に人が集まるところ。
実は私の家は商店街にあったため、商売人特有の見栄や意地でいろんなものはわりかし早く買っており、ファミコンも実は買った日を覚えているのです。
1984年7月20日。私の小一の誕生日でした。
その時は商店街の子だけでなく、比較的近くの街の子も来ていました。それを覚えています。
ところが!私はトキイチロ先生のエッセーを読んでいると時代感覚の鋭さにもため息をつくのですが、私は幼稚かつ鈍くてファミコンの価値を最初はあまり分からなかったのです。
最初に買ったソフトはパックマンとピンボールとあとタイトルが分からないけどSFのシューティングゲームでしたが、反射神経の鈍い私はその当時の素朴なゲームですらついていけず、誕生日は周りの子の熱狂の中、虚ろになっていました。(-.-;)
ちなみに同じころ近所のお兄さんの家でマイケル・ジャクソンのPVを見せてもらった時もピンと来なかった自分。(-_-)
SFのシューティングゲームは二つ下の弟と母親がやるようになり、自分はザ・ベストテン、ひょうきん族などを見、朝日小学生新聞の忍たま乱太郎や小学〇年生の少女マンガを読み、女の子と遊ぶ、という風になっていきました。(ちょっと脇道にそれますがそんな自分は変わっていると思っていたのですが、歌人穂村弘さんが私とすごく似た少年時代だったとエッセーを書いてらして、それを読んだことがこのエッセー集を書くきっかけになりました。)
そんな自分が少しファミコンやゲームに目覚めたのはゲーム文化がだいぶ成熟してきてからでした。
何も資料もなく書いているので、発売時期とかはっきり分かりませんが私がはまったと言えるほどやったゲームは3つあります。
①ウィザードリィ
②ファイアーエムブレム
③信長の野望
多分、これだけで分かる人には分かる私の体質。(-.-;)
まずRPGというジャンルが出てきた時、自分にもやれそうだと初めて思いましたが、生意気なことにドラクエやFFはピンと来ず、初めてゲームにはまったのはウィザードリィに出会ってでした。ウィザードリィは今の若い子がやったらびっくりすると思うけど、ほとんど画面に記号や数字が羅列してあるだけで、シンプルながら、奥が深いのです!あとモンスターのグラフィックがきれいだった。
ウィザードリィ熱は高校生ぐらいがピークでした。高三の時、ポケモンが出て、一応やったけど、ウィザードリィのちょっと暗いけど、本格的な世界が好きでした。
またファイアーエムブレムは今でも覚えていますがファミコン版が出た時は難しくてびっくりした。(*_*)
これはRPGとシミュレーションの合体です。しかし難しかった。ファミコン版はクリア出来なかった。
スーパーファミコンに移植されて操作性がよくなり、やっとクリア出来ました。
ファイアーエムブレムは何となくストーリーが好きでした。ちょっとピンボケの意見かも知れないですが恋愛ゲームみたいな感じもしました。
また信長の野望は大学生の時、古書店を巡っていて床に段ボール箱が置いてあり、その中の信長の野望を買いました。群雄伝でした。100円ぐらいだったと思います。パッケージも説明書もない投げ売りでした。
それは今でもやっています。(-.-;)
信長の野望は歴史に基づくシミュレーションゲームで歴史を知っていると面白さが増すので、好きです。
これもとりとめない話ですが、ニューヨークの同時テロの時、私は信長の野望をやっていて、少し気づくのが遅れました。(-.-;)
何かファミコンの思い出を上手くまとめたかったのですが自分の偏愛を書いただけになってしまいました。すいません。
ちなみに私は今もファミコンとスーパーファミコンを大事に持っています。それより新しいゲーム機は持っていません。