表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/300

AYAKA

新しい女の子が来た。絢香という可愛い子だった。

ヨーコたちの顔色が蒼くなり、カズマたちはデレデレになった。


しかも絢香は本物のお嬢様だった。

今の皇后が若い時、通っていた聖心女学院の富士山校舎に寄宿し、週末帰ってきた時だけ、夢ちゃんに論文を習いに来ていたのだった。


夢ちゃん(私)は聖心女学院のパンフを見ていた。

「このゴルフ場みたいなのは何なの?」

「ゴルフ場です。体育の時、ゴルフやるための」

「ふーむ。テレビはないの?」

「はい。週末に録画したのを見てます。ヘキサゴンとか、『ラストフレンズ』とか『魔王』とか『流星の絆』とか」

「『流星の絆』真犯人は三浦友和だったでせう」

「え~、すご~い、どうして分かるんですか?」

「フォーッフォーッフォッ、長く生きればそれぐらい分かるんですよ」



カズマはあっちゃんやのんちゃんを語らい、ボルテージを上げていた。

「あっちゃん、のんちゃん、助けてよ!ああいう天然のお嬢様、大好物なんだよ~ん」


ヨーコ、蘭、マユらは危機感を強めた。

「アタシたちは結託しなきゃ!」


カズマは遊び慣れていたので、絢香に積極的に話しかけていた。

「勉強会やっているからさ、来なよ」

しかし、ヨーコたちはカズマの今までの悪行を暴露した。カズマの瞳に虚ろな光が宿った。それは夢を奪われた人間の瞳に宿る虚ろな光だった。(うそ)


「絢香、気をつけた方がいいよ。カズマ、淑徳(名古屋のお嬢様学校)の子と付き合っている時、浮気したから」

「何言うれす!?」

「彼女いるのに別の女の子と映画行ったの」

「え~、それは浮気だと思いま~す。やだ~!」

ガーン!ガーン!ガーン!




カズマの恋はシャボン玉のように弾けて消えた。次回、みそぎのバンジージャンプに続く!?(*_*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ