センター試験終わって
センター試験終わって、みんななかなか苦戦している。
細かいデータが今日、発表されるだろうが私も国語を解いてみた。
200点満点で191点だった。
教える立場だからこれぐらい出来て当たり前。
しかし、弟子たちは大いに苦戦している。
大手予備校は易しくなったと言っているが、私の長年のカンではレベルの高い受験生が高得点を取りにくく、苦しんだテストだったのではないかと思う。(一応、国語の感想です。)
センター試験を受ける子にもいろんな層があるので、難関大学を目指す子はここ何年かの傾向を勉強して対策を立てる。そしてセンターの古典は王朝文学の恋愛ものか江戸時代の軽い文章が多かった。
ところが、今回は傾向がガラッと変わった。
軍記ものという初めてのジャンルだった。
私は古典は満点だったが、軍記ものは学校でもあまりやらないし、扱いが難しい。
どんなジャンルでもやれるのが実力というのも一つの見識でしょう。
でも何か今までの過去問を頑張って研究していた子たちがかわいそうに思うのは私がまだ若いのか?(-_-;)
逆に現代文でも軽いタブー破りが。
現代文では有名作品を使わないという暗黙の合意があるのに国語の問題集には必ず入っている大阪大学長の鷲田清一の文章が出てきました。
そうするとこれは差がつかなくて、やっぱり勉強している子に不利になる可能性が高い。
受験なんかたいしたことじゃないと言っても、受験生はそれにかけているので、難しいです。
あまり勉強してないのに出来たと喜んでいる子もいるだろうし、勉強したのに、出来なかったという子もいるだろうし。
そういう不条理自体が生きることと学んでくれるといいんだけど、なかなかそんな悟りの境地には達せられないし。(-.-;)
私も大賢者のX先生に喝を入れてもらいました。
「何か慢心があったんとちゃうの?」
「ギクッ!(-_-;)」
「流れに任せなあかんの」
「生徒を気遣ったるだけあんたは偉い」
「挫折を知ることは大事なの」
(ToT)