フローズンリバー
泣いた!
去年のアカデミー賞の台風の目だった「フローズンリバー」を観た。
一年にあるかないかの感覚、感動が体の中を暴れ回っている感じ。その感覚に出会いたくて、映画やお芝居、コンサート、美術館などに出かける。感動が体の中で暴れ回ると自ずと創作のイマジネーションも刺激される。
それはそれとして、「フローズンリバー」はスターも出ておらず、一時間半ぐらいにコンパクトにまとまっているが秀作だった。
あえてストーリーは書きたくない。
まっさらな心で観て欲しい。本当におすすめです。決して明るい話ではないけど、本当の人間ドラマにふれた感動を味わえます。
ストーリーは秘密だけど、テロ戦争や経済破綻で苦しむ人々の真実の姿を容赦なく描ききっていた。苦しみ、哀しみ、人間の醜さ、絶望。しかし、それを描ききったところにかすかに暗示される希望。それを目撃した時、とめどなくあふれる涙を抑えられなかった。カタルシスの雨がハートを洗い流してくれた。
是非、本当の映画を観たい方はその目で確かめてみて下さい。おすすめです。
一生の中でこんな作品を書けたらどんなに素晴らしいだろう。
頑張る!