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「スープオペラ」
昨日、久しぶりに映画館に行った。
阿川佐和子さん原作の映画「スープオペラ」観賞。
大好き!!こういうチャーミングな作品。(^3^)/
ストーリーは現代のおとぎ話で大きいけど古びた洋館に一人のアラフォーのヒロイン(坂井真紀)が住んでいて、二人の男性が転がりこんできて、三人で暮らし始める。
若い男は西島隆弘くん。
この子は顔もしゃべりも性格も全部いいですね。
そしてもう一人が藤竜也さんなのだが、役名がトニオというので、舌をまいた。
先日、世襲のことを書いたけど、阿川佐和子の父親・阿川弘之らの世代には大人気だった文豪トーマス・マンの最高傑作「トニオ・クレエゲル」などのちょっと新しい古典世界が背景にある夢の世界で、クライマックスの美しさと優しさと哀しさにはあふれでる涙を止められませんでした。
穏やかに優しい三人が生きる中で生きることや恋することの甘さとほろ苦さが丁寧に描かれており、今年の隠れた佳品です!
こういう作品を拝見すると親が大物で子供の時から文学に親しめた環境の強さを感じさせられる。
素敵な作品なので、よかったらご覧下さい。