でしゃばりドラゴン
先日、私の生徒で比較的温厚で真面目な生徒サトシくんに文学事典を使いながら文学史を教えていたら、「えっ!村上龍って作家だったんですか!」と言われ、ひっくり返った。(-_-;)
なるほど私世代にとって村上龍は村上春樹と人気を二分する流行作家でダブル村上の時代などと言われていた。
しかし、今の若い子からすると「カンブリア宮殿」で訳の分からんことを話しているオヤジィ、就職活動のハウツー本を出しているオジサン、サッカー好き、中田英寿氏とヌード写真を撮影(覚えている自分が憎い(ToT))。
まとめるとテリー伊藤や森永卓郎とかと同じような存在になっていたのである。(-_-;)
しかし考えてみると村上龍は水嶋ヒロの逆で何かタレントになりたくていろいろ書いていたようで、今の状態は都落ちではなく、手に入れた栄光らしい。(-_-;)
考えてみると原作・脚本・監督作品「KYOKO」(主演・高岡サキ)など昔から村上龍は作家としては邪道と思われることに執着していた。(寺山修司のようにあらゆる分野で世界的な賞をとったり出来ないところがご愛嬌)
バブル時代にも「リュウズバー」というトーク番組をやっていた。話下手が何故トーク番組を?
一応、芥川賞もとった人が芸能人になりたがり、芸能人が文学賞を欲しがる。
何かもうよく分からん。(ToT)