表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
104/300

文藝賞と盗作

シリアスな話題はほとんど書いていない私だが、昨日、文学の世界に大激震が起こった。


河出書房新社の文藝賞が受賞作が盗作だったため、今回は該当作なしになったのである。

さらに印象的だったのは盗作の対象はインターネット上の内容で、受賞予定だった方は盗作をしたという意識もなかったらしい。




私は文学の方はともかくインターネット上のことはよく分からない点もあるが、この事件には強い印象(もちろん悪い意味でだが)を受けた。



河出書房新社の文藝賞は非常に意欲的な賞で、男女とも最年少の受賞記録は文藝賞が持っているはずだ。

また内容も斬新なものが多い。

だから受賞予定作も今までの常識的な文学作品からははみ出すものだったのだろう。

そういう作品を探す意欲は尊いが盗作を見抜けなかったのは惜しい。



とはいえインターネット上には膨大にテクストがあふれていて、盗作かそうでないかを見抜くのも、きっと難しいのだろう。



今の私は身辺のさりげないことを書いているだけだから、盗作のされようもないが、こういうことがあるとインターネット上には作品を出せないとちょっと恐ろしくも思う。


特に今回印象的だったのは受賞取り消しになった人が「インターネット上の作品に著作権があると知らず、盗作の意識がなかった」と言っていることである。



インターネット上の作品だって作品に決まっているだろう。新聞などの上品な報道では何をどれぐらい盗んだかよく分からず、もどかしい。週刊誌などが詳しく真相を追求することに、今回ばかりは期待している。




本当は文学に敬意を持ち、真面目にしていれば、盗作などするはずがない。

そういうことをする人はどこか人間的に歪なのだろう。



私は簡単にいろんな芸術観賞の記録をつけているがパンフやチラシを丸写ししたことはない。それでかえって拙い表現になっているかも知れないが、そういうのも含めて味、個性であり、私なりの誠実さを貫いている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ