「十三人の刺客」
「告白」のせいでわりをくったのが同じ日に観た「十三人の刺客」
これはこれで非常にしっかりした造りでよかったです。
ただこの作品も残酷。
「悪人(偽)」という話で稲垣吾郎くんがシリアスな悪役をやる映画があると書いていますが、これです。
予想はしていましたが稲垣吾郎くんは悪役というよりは狂人という感じの役でした。こういう役は目立つので、ちょっと得しています。
むしろ市村正親、松本幸四郎、松方弘樹、伊原剛志らが作品を支えているのが印象的でした。
余計な一言ながら、時代劇は怖いな。
髪型やメイクでごまかしている子が不細工なのがバレたりするから。〇〇く~ん。
話は稲垣吾郎くんが悪い殿様で、十三人の刺客が天下のため、参勤交代の道の途中に要塞を作り、悪い殿様の軍団を倒し、悪い殿様を亡き者にしようとする話です。
戦闘シーンは迫力がありますが私はちょっと疲れてしまいました。
細部がリアルなのに話がめちゃくちゃなのが監督の確信犯なのでしょうが非常に不思議な感じでした。
また奇想天外な映画ながら結末はわりと予想通りなのはちょっと食い足りなかったです。
でもホラーに近いバイオレンスが見られるので、そういうのが好きな人にはおすすめ?(*_*)