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小さな奇跡の童話箱  作者: ムーンキャット


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21/33

サメの子メガの深海さんぽ ③

〜のそのそさんと、ひらひらさん〜

ダイオウイカと別れたあと、

メガはゆっくりと海底へ近づいていった。

すると――

砂の上を、のそのそ歩く

大きなだんごみたいな生きものがいた。

「なにあれ!?でっかいダンゴムシ!?」

それは

ダイオウグソクムシ。

丸い体に、たくさんの足。

まるで海のそうじやさんみたい。

「ボク、メガ!きみ速いの?」

のそのそ……。

「いや……速くはない……。」

「じゃあ強いの?」

「……おなかがすいたら強い……。」

ダイオウグソクムシは、

海の底に落ちてくる生きものを

ゆっくり食べて、海をきれいにしているんだ。

メガは目を丸くした。

「へぇ〜!深海にもおそうじ係がいるんだ!」

そのとき――

ひらひら。

まるで小さな天使みたいな生きものが

水の中を舞っていた。

「うわぁ!きれい!」

それは

クリオネ。

透きとおる体に、

羽みたいなヒレ。

「ボク、きみ好きかも!」

ひらひら……。

でも、次の瞬間。

ぱくっ。

小さな口が、びよーんと飛び出した。

メガはびっくり。

「えええっ!?顔こわい!」

クリオネは、

実は小さな生きものを食べる

れっきとしたハンターなんだ。

深海は――

かわいいだけでもなく、

こわいだけでもない。

それぞれが、それぞれのやり方で

生きている世界。

メガはしっぽをゆらした。

「深海って……すごいなあ。」

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