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小さな奇跡の童話箱  作者: ムーンキャット


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19/33

サメの子メガの深海さんぽ ①

〜はじめての大冒険〜

ボクはメガ!

伝説のサメの子なんだ!

いつかママみたいにとーっても大きくなるんだ。

でも今はまだ、

しっぽをぱたぱたさせるのが大好きな、

元気いっぱいのサメの子さ!

ある日、ボクはママに聞いたんだ。

「ねえママ!海のいちばん下って、どんなところ?」

ママはゆっくり尾びれを動かした。

「ずうっと下はね、とても暗くて、

光もとどかない世界よ。」

「えーっ!行ってみたい!」

「メガ、あそこは深海。

冷たくて、ぎゅうっと強い水の力があるのよ。」

でもボクは、わくわくが止まらなかった。

「ボク、伝説のサメの子だもん!

ちょっと見てくる!」

ママは少し笑って言った。

「気をつけるのよ。

知らない生きものもたくさんいるからね。」

「はーい!」

ボクはしっぽを大きく振って、

どんどん、どんどん下へ泳いでいった。

上の海は明るかったのに、

だんだん暗くなっていく。

青が、紺になって、

やがて、ほとんど黒。

「わあ……ほんとに暗い……。」

そのとき――

ぽわっ。

目の前に、小さな光がゆらりと揺れた。

「なにあれ?」

光の先には、大きな口。

頭の上から、ちょうちんみたいに光をぶらさげた魚がいた。

それは――

チョウチンアンコウ。

「きみ、その光どうなってるの!?」

メガが近づくと、魚はゆっくり口を開いた。

「これはね、えものをよぶ光さ……。」

深海は、まっくらだけど、

ちゃんと“生きている”世界だった。

メガの目がきらきら輝く。

「すごい……!深海って、こんなところなんだ!」

冒険は、まだ始まったばかり。

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