第2話:ほのぼの日常
今日もほのぼの日本の田舎町・・・
西の山を越せば大阪府、東の山を越せば奈良県に。
県の南北端にある鉄道以外県内の公共交通は県営乗合自動車だけという田舎。
なぜか人外さんが集まって人口だけは1000万人規模になってはいるが
乗り物が必要な人類は数百人とも千数百人ともいわれ、公共交通を作っても運賃収入がペイしないとどこの企業も進出しない。
主要産業が農業と製紙。
此処の紙は筆のノリがいいと特定層にはコアな人気がある安定した産業ではあるが。
おっと・・・珍しや、NS05C・・・朱鷺の原型量産市販機の最初に出た型だ。
もうすでに後継機種のNS06シリーズと置き換えられたはずだが?
まだ現役で動いている個体が残ってるんだな。
05でも06が出た後、廉価版として継続生産された後期型なら最近までカタログに載っていたが…
動力を06と同じタイプに換装したせいで胴体のバランスが悪くなったからなぁ
デザインだけならむしろ05の初期タイプが一等いいと思う。
06も後継の07が出てるが、07よりも新しい06が出てるから
05も出すのかねぇ?
07は最高の失敗作と汚名を着たが。
06は今でも評価が高いし、何より量産効果で値段がお手頃になっているが
ニイガタ重工は08が発売中止になって06が唯一の頼みになっているからなぁ
NGモデルでNS-106が開発中とうわさが出ているし
従来型もユニバーサルユニットに変更した近代化モデルが出始めているし。
工事用の重サポートロイドNS-09がそこそこ売れているようだね。
ヨシノは輸入ベイマツに素材を変えて評判が悪くなっているし。
新型より従来型に人気が出ているんだよね~。
YSR-412以降は木質の加減で耐久性が落ちてるし・・・
セラミックチップ内蔵の廉価版というか輸出版・・・
クリスタルチップは兵器転用可能品で輸出が大きく規制され所有者が勝手にできないよう3か月点検という名の監査が行われているし。
普及型のセラミックチップ内蔵型でもフル規格品がこれに該当。
シリコンチップのスパコン100台分程度の低性能品ならもっと基準が緩いけどね。
家の「さくら」と「朱鷺」がジェルチップの試験機だとばれるといろいろやばいらしいね。
現時点で日米英の行政・軍事/防衛・外交・教育・予備の主副で30個しか作られていないはずのジュエルチップがね。