消防署の救急救命講習を受けた
毎年毎年講習を受ける。1回1時間半くらいだろうか。
講習とは言う物の、実情は「実習」かもしれない。
時間の大半をかけて行うことは「ダミー人形を使った胸骨圧迫とAED装着の実技」の繰り返しだから。
まず、胸骨圧迫の実技。1分100回のテンポで30回くらい。
そのあと小休憩を兼ねて「何分以内に救命を始めるとどの程度生存率が上がるか」の話。
それからプリントを使って「倒れている人を見かけたらどうするか」の手順説明。
(発見→周囲の安全を確認して近寄る→安全を確保して意識の確認→人を呼ぶ→「指名して」救急要請と、できたらAEDの確保、それから他の人を呼んできてもらう→呼吸の確認→胸骨圧迫開始)
そして実習。とにかく圧迫。AEDの装着の練習もするので2人以上で組んでひたすら圧迫、装着。外してまた圧迫、装着…
大概寒い時期にやっているのだが、始める前はちょっと寒いなと思っていても、後半に入るころには汗をじんわりかくくらい、結構な運動だ。
胸骨圧迫は「早く・強く・絶え間なく」続けるようにと言われる。
この「強く」は、ダミー人形だと「カチッ」と音がするまで、人間だと胸部が5センチはへこむくらいと言われている。
そして「早く」は1分に100回。講習の際には「アンパンマン・マーチ」に合わせてと言われたが、自分はかけあしくらいの「もしもしカメよ」で覚えている。
知ってる人なら知っているだろうか「湖池屋スコーン」のCMよりちょっと早いくらいのテンポだ。
実際やってみるとかなりせわしない。
「絶え間なく」というのは本当に「絶え間なく」。AEDが見つかって心電図解析と電気ショックを行うとき以外はずーっとひたすら継続し続ける。救急隊に引き継げるまで。
体力と筋力が有り余ってる男性でも割と無理ゲーではないかと思う。
んで、実際出来るかというとどうなのか、なのだが、多分これは避難訓練と同じで「何かあった時にとっさに動けるようにするための条件付け」なんだろうと思う。掛けた時間とか真剣具合とかはあまり関係なく「繰り返すことで意識に刷り込む」ことが大事なんだろう。
わいわいがやがやきゃあきゃあ言いながら避難訓練をしていても、実際に地震が発生するとものすごく秩序立って動ける。
小学生の時に経験して実感した。
訓練でどれだけ騒いでいても、無言で防災頭巾をかぶって整然と移動し、校庭に集合できたのだ。条件反射ってすごいと思ったものだった。
脳みそのほうはポンコツなので、毎年聞いてる時間経過による生存率とか、消火器の噴射時間とかすぐ忘れるけど、動作を伴う事は割と「手が覚える」。
熱心な指導者さんに当たるとたまにつらいけど、機会があったら初級の講習は受けておいて損はないかもしれないと思う。
最近は、出先でついAEDを探すようになった。
役立てられるとも役立つ機会に遭遇したいとも思わないけれども。