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第9話 王宮で「明日への道」を




 どうしようも無い、避けようもない、衝突と云う物は必ずある。


 それを、避けようとせず、真正面から受け、進める道を探る。


 避けようとして、深みに嵌る事は、結構あるんだよ。


 「世界の意思(シナリオ)」が、なにかを仕掛けてくる事は、ある程度は、考えてはいた。 けれど、ある意味出たとこ勝負だ。




 ……なんか、似てね?  あの時の心の持ち方に。 あの時は必死に逃げたけど、避けられなかった。 高速道路の橋の先がデッドエンドだったものね。 でも、今回は、敢えて立ち向かうの。 逃げようとせず。 立ち向かうのよ!




***********************************




     そうよ、王宮へ行こう!




 なんてね。 怯みそうになる、心を鼓舞するよの、私!!



 王宮…… 王様の住まう場所。 行政機関もある、複合施設よね。 先ず、普通の建物は規模が違うのよ。 何処までが公的建物で、何処からが私的建物なのか判らん。


 日本の御城と、外国の御城を足して二で割って、掻き混ぜた様な感じと言えば何となく理解出来そう。 王都エルガム 王宮エルガムルース宮殿 は、そんな所。 私達「父娘おやこ」が呼出しを喰らったのは、宮殿の謁見の間がある、【金牛宮(トーラス宮)】だったの。


 そこは、物凄く煌びやかな、建物でね。 高々、男爵家の者が入れるような場所じゃ無かったのよ。 精一杯のおしゃれして行ったんだけど、ハッキリ言えば、そこで働いている侍女さん達よりも、着ているモノの質は落ちるんじゃないかな。 まぁ、一回だけだからいいよね。 ゲームのスチルにも出てこなかった場所だし。 


 私が頂いたドレスで、一番、豪華だったのが、深い藍色のドレス。  私のお気に入り。 それにね、コレには、あちこちに、警備の目を誤魔化せる 『暗器』 が、仕込んであるの。 安心よね。 極上の笑みを浮かべながら、侍従さんに連れられて、謁見の間に進むのよ。 


 なんか、とっても微笑ましいものを見る様な目で、見られているわ。 こっちはこれから戦場に赴く様な気分で居るのねに。 ミャーは当然ココには入れない。 でもね、指令を出しといた。 ” 陰からついてくること。 万難を排し、私の側にいる事 ” ってね。


 王宮の警備って、ある意味ザルなんだよね。 一旦中に入ってしまえば、そこら中に、色んな家の手の者が居るし、王族の暮らす宮殿にさえ入らなければ、結構自由度も高いの。 ミャーは私付きのメイドとして、控えの間までは、王宮に入る事を許可されたから、後は、ミャーの能力次第ね。 きっと、問題無い筈。


 静々と粛々と進む。 私にはミャーの気配が判る。 うんうん、ちゃんとついて来てるね。 よしよし。 御父様は? 何となくだけど、察してらっしゃるね。 難しい顔をしておいでだ。


 侍従さんに促されて、デカい扉の前まで進んだ。 ちょっと緊張してきた。 なんだ、この威圧感のある部屋…… 謁見ってさぁ…… 会ってお話するだけだろ?  違うのか?





「ブロイ=ホップ=レーベンシュタイン男爵、並びに、御息女ソフィア=レーベンシュタイン お着きに成られました」





 侍従さんの大きな声が、響いた。 デカい扉が両開きで開いたのよ。 その向こうは、豪華絢爛なお部屋。 眩しいね。 なんかキラキラのエフェクトが見えそうだよ。 部屋の奥に豪華な椅子が二脚。 そんでもって、十数人の人が集まっていたね。


 椅子の前まで、赤い絨毯がズィ~~~って伸びてて、この上を歩けって言われてるみたい。 なんかね、靴で踏むのが勿体ない様な、高価な絨毯だよ…… これ、買うお金があれば、うちの領の街道が一つまるまま整備出来るんじゃなかろうか?


 促されて、その上を歩いて進むの。 十数人の人達が集まっている場所までね。 そんで、玉座からかなり離れた場所で立ち止まるのよ。 絶対に一撃じゃぁ届かない位置ね。 謁見の間自体には、対魔法障壁と、魔法無効効果が掛けられてるし、国王陛下の安全には凄く配慮されてるわ。




        当たり前だけどね。




「国王 アーレバースト=エルガン陛下、 アンネテーナ=エルガン妃殿下 御成りになります」




 別の侍従さんの声が、謁見の間に大きく響くの。 さぁ、いよいよご対面だ! 気合い入れて行こう!!


 思いっきりカテーシーを決めとく。 で、不敬に当たらない様に、頭も下げて、赤い絨毯を見詰めていたの。 当然の礼節ね。 なにせ相手は国王陛下と妃殿下。 私なんて、爵位で云ったらゴミ以下だからね。


 衣擦れの音がして、玉座に誰かが座る音がする。 気配は感じるんだ。 




「皆の者、面おもてを上げよ」




 ちょっと軽めの、御声だね。 なんか、懐かしいよ。 よく聞いた声だもの。 声優さん……誰だっけ? ほんと、そっくりな声だね。 ゆっくりとカテーシーを解くの。 さっさと顔を上げると、また、周りの奴等になんか言われるからね。


 ゆっくりと顔を上げると、豪華な玉座に鎮座している、壮年のご夫婦が、こっちを見下ろしていた。 


 あぁ…… そうそう、この顔だ。 ちょっと年寄っちゃったけど、キラキラ感存分に出してるよね。 アーレバースト国王陛下…… あんたのスチルは、あんたが王子様の時に飽きる程見た。 今は……渋くなって、国王陛下やってるんだね。 変わんないね、濃いめの茶髪に深い群青色の瞳。 見目麗しいの王子様が、国王陛下にクラスチェンジしてるよ。 


 アンネテーナ=エルガン妃殿下…… そっか、外から見ると、こんな感じかぁ…… 『瑠璃色の幸せ』の時は、プレーヤーキャラだったし、『君と何時までも』の時は、最後の方でチラッとしか出てこなかったから、あんまり外見見た事無いんだよね…… 豪奢な金髪を編み込んで、ゴテゴテ宝玉で飾り付けて、ティアラ乗っけて、アーモンド形の目に青い瞳を私に向けて来る。




 なんで、そんな驚いた顔してんの???




「エルグリッドからの嘆願があった。 レーベンシュタイン男爵、そなたの娘をマジェスタ公爵家が引き取りたいと申して居る。 男爵、良き話だと思うが、そち達親子が睦まじく暮らしている事も聞き及んでいる。 そこでだ、娘に問いたい。 この話を受けるかどうかをな」




 単刀直入だね。 いやはや、なんも、変わってないって言うか、設定どおりに育っちゃったね。 この人には、人の裏側なんて関係ないんだよ。 素直で、悪を嫌い、それらしく体裁を整えてあれば、それを良しとしてしまう傾向に有るんだよ。 


 だから、簡単に誘導されちゃうんだよ。 あんなに恋い焦がれていた、ママをあんなに簡単に切り捨てたんだものね。 はぁ…… 御父様の御意思は……、無視ですか。 どのみち、公爵家の要求を、男爵家は突っぱねられないしね。 それが出来るのは、当事者である、「私」のみ。


 でね、普通は、「大躍進だ!!」 とか言って、低位の爵位を持つ一家を上げて後押しするもんなんだよ。 この国では最高の爵位を持つ者から、ど底辺ともいえる男爵家にお声が掛かったんだもんね。 普通はね。


 私には、途轍もない事情があるんだ。 受けちゃったら、自分で自分の死刑執行命令書にサインを書くのも同然なんだ。 そんな事になったら、「 あの人 」に、逢えなくなる。 ここは、一発ぶちかまそう。




「どうかな? 小さなお嬢さん。 直接、君の言葉で聞きたい」




 遠くから、私を見ながら、国王陛下はそう仰られた。 ほほう、直接御言葉が交わせるのか…… まぁ、普通は、「仰せの儘に、お受けいたします」 の一言で終わるんだよ。 普通はね。




「国王陛下に置かれましては、直接の奏上の機会を与えてくださり、誠に有難うございます。ソフィア=レーベンシュタイン 感謝の念に堪えません」




 私がこの言葉を、畏れも無く言い切った事に、国王陛下の周囲に侍っている大人たちが、驚いていた。 そうだよね、まだデビュダンド前の小娘が、上奏前の感謝の言葉を吐いたんだもんね。




  続けるよ!




「掛かる名誉なお申し出に、我が矮小なる身、恐れおののいております。 お返事を申し上げる前にお聞かせいただきたく存じます事が有ります」


「なんだろうか? 申してみよ」


「このお話は、国王陛下の御命令なのでしょうか?」




 はい、皆さん固まった。 勅命を持って、娘や息子の養子縁組を斡旋しているのか? そう聞いたんだ。 まぁ、ギリギリ不敬に当たらない。 国王陛下の周囲の大人たちは、ちょっと、キョドってる。 勅命を持ってこの話を持って来たとするならば、私をマジェスタ公爵家の正式な継嗣として国として認めるという事だもんね。


 尊大な エルグリッド卿はそんな事望んで無いし、いじめたおして、「赤っ恥」かかせようとしてるんだもんね。 絶対に無いよね。 御家大事で、自分の失点につながるような事、絶対にしなさそうだもの。 




「お嬢さん、王家はそんな事を強いてはいない。 エルグリッドから、そなたを養女にもらい受けたいとの、要請があり、その是否をこの場で決めたいのだ。 なにより、そなたの意思を優先したいと思ってな」




 柔らかな笑みが、国王陛下の顔に浮かぶの。 はぁ……。 ほんと、この人、何処までも真っ直ぐな性格してるね。 こっちがひねくれ過ぎなのかもしれないけどね。 言質は取ったよ。




 御父様、やっちゃうよ。 お互い覚悟は決めようね。 ミャー、背後は頼んだ!




「有り難い御言葉、痛み入ります。 勅命により、命じられておらず、わたくしの意思を問うてくださる慈悲深き御言葉に感謝の念が堪えません。 ならば、わたくしの御答えは只一つに御座います」


「ふむ、申してみよ」


「誠に有難きお申し出為れど、お断り申し上げます」


「今…… なんと?」


「お断り申し上げます。 わたくしは、レーベンシュタインの娘で在りたいと思います」




 ほら、周りの大人たちが息を飲んだよ。 贅沢や、豪奢な生活が出来るであろう公爵家より、貧乏な男爵家の方が良いって言い切ったからね。 国王陛下も驚いてらっしゃるね。 御手打ちシャンシャンで終わらなかったしね。 


 根回しも何もして無かったんか? エルグリッド卿…… あんた、高位貴族の強権と横暴がいつでも通ると思ってやがったな……。 馬鹿め、こっちは命が掛かってるんだ。 足掻くさ、何処までもな!




「ソフィアと言ったな。 理由を聞かせてくれないか?」




 ちょっと言葉に詰まってから、国王陛下が仰られた。 理由? そりゃ、死にたくないもん。 でも、そのまま言ったら、また色々あるしね。 だから、耳障りの良い言葉を並べて、さらに、エルグリッド卿が横車を押しているのを周囲の大人達に判らせようか。




「御耳汚しかと思いますが、陛下が、お望みであると理解し、お話申し上げます。 ご存知では御座いましょうが、わたくしは、ブロイ=ホップ=レーベンシュタイン男爵様の本当の娘では御座いません。 わたくし自身も誰が親かも知らぬ、怪しげな孤児に御座います。 男爵様の御領地で、たまたま縁あって養子として頂きました」




 ちょっと捏造入ってるけどね。 仕方ないよね。 私の出所を隠すために、ビーンズさんが書き換えた私の出自だもんね、乗っとくよ。 それに、娼婦の娘って言えば、それこそ、御父様に御迷惑が掛かる。 それは、避けたい。




「 誠に有難きことに、男爵様はご自身を、『父と呼べ』とまで仰って下さいました。 親の縁の無いわたくしに、温かさと教育と躾を授けて下さいました。 こんな御恩を受けたからには、わたくしは、どんな事があっても御父様に報いなければと心に決めております。」




 ほら、静かに成っちゃったよ。 もうひと押しするね。




「御父様もわたくしを慈しんで育てて下さって居られます。 事有るごとに、わたしの事を愛しい娘とお呼びに成ります。 わたくしが、 『私の希望そのもの』 とも、仰って下さりました。 この御心は、たとえ巨万の富を積まれましょうとも、あがなえぬ物。 この想い報いなければ、わたくしは死ぬより辛いと、かように想いましてございます」




 ふふふふ…… 国王陛下困ってるね。 この場合の最適解は、「認めず、男爵令嬢のままにする」だもんね。 どうすんだよ、さぁ答えろ!




「……これは、強きお嬢さんだ。 一つ質問がある」


「はい」


「これが、勅命ならば如何様にする?」




 はい、来た。 エルグリッド卿に相当強く頼まれてたね。 だったら、粉砕する。 確実にね。 完膚なきまでにね。 「世界の意思シナリオ」の思惑とも合致するから、状況は私に折れろと言うんだ。 嫌なこった。 こっちの意思は固いんだ。 なにが有っても、「世界の意思シナリオ」の思い通りになんかさせてやらない!




「勅命であれば、御父様に報恩する機会を失います。 勅命に従い、わたくしが公爵家に入ると致しましたら、それは、もう、それまでのわたくしでは御座いませんから。 で、有るならば、答えは一つ。 御父様に、わたくしの矮小なる《この命》をこの場で捧げ申し上げます」




 王宮では、女性にだけ、その携帯を許される、護身の短剣。 御父様に頂いた、レーベンシュタイン男爵家の御守り刀。 その柄に手をかける。 抜きはしないけれど、柄をしっかりと握るの。 真剣で真っ直ぐに国王陛下の顔を見据える。 真剣勝負の一コマ? そんな感じ。 これには、国王様、妃殿下、マジビックリしてるよ。


 アンネテーナ妃殿下が、半分悲鳴みたいな声を上げているの。




「国王陛下! ダメです!! この幼子の意思は、レーベンシュタインの娘として生きる事です。 大貴族の意思の前でも折れぬこの勇敢なお嬢さんに、これ以上の無体は!!!」


「わかっておる。 例えばの話だ。 お嬢さん、わかった。 これからも、レーベンシュタインに尽くせ」


「有り難き御言葉。 感謝至極に御座います。 また、このお話を下さいました方、私の様な矮小な存在に目を掛けて頂き、誠に有難うございました」




 ガッツリとカテーシーを決める。 もう、何も言う事は無い。 ちょっと静まり返った、謁見の間。 




「レーベンシュタイン男爵。 話がある、奥の間に」




 御父様が国王陛下に呼ばれた。 おいおい、マジかよ。 奥の間って……たしか、陛下の居室だよ? ……御父様、頑張ってください。 さて、帰ろうか。 御父様が、耳打ちして、後から行くから、先に退出しなさいと、仰った。 


 ガッツリしたカテーシーを解くと、ちょっと、お年を召した、侍従さんがついてくださったの。 


 ゆっくりと、元来た道を侍従さんと歩いて帰って行くのよ。 国王陛下の周りに居た大人達の視線は、なにか、珍獣を見る様な目付きだったよ。 高位貴族の意思を僅か十歳の女児が粉砕したんだ。 そりゃ、一目、置かれるよね。 必要最小限度の危険だよ。 私は、一仕事やり終えて、ホッとして、やっと周りを見る余裕が出来た。




「お嬢様は、御心が強くてらっしゃる。 あの場で、 「否」と仰るとは」


「……侍従様、御買被りです。 ただの怖いもの知らずです」


「国王陛下の前に初めて出られて、あそこまで、はっきりと御自分の意思を主張される方は、長きに渡り王宮に勤めました、わたくしでも初めてで御座います。 そして、理由もまた然り。 結果的に、大貴族の横暴を拒絶された……」


「勇気や誇りと云うより、蛮勇でしょうか?」




 クスリと笑っておいたよ。 その顔を見て、侍従さんも、ニッコリと笑って下さった。 孫娘を見るみたいな目だったよ。 ゆっくりと歩く、【金牛宮(トーラス宮)】の内回廊。 両脇にはズラ~~って、高価そうな壺とか、武具とか、絵画とかが並んでた。 あんまり興味ないんだけどね。 そんな高そうなモノには。 



     でもね、一枚の絵に興味が引かれた。




「あの、すみません。 こんな機会、もう二度とないでしょうから……。 あの絵画を……、見せて頂けないでしょうか?」




 私の視線が向かう先の大きな絵画。 大きな武人と、華奢だけどしっかりした緑の瞳をした女の人の絵。 侍従さんはにこやかに微笑んで、その絵の前に連れて行ってくれた。


 引かれたのは、武人の瞳。 真っ黒な瞳に、意志の強い光。 漆黒の短髪。 何よりもその優し気であり、少し怖い微笑み。 その微笑みに引き込まれた。 





 そう……。 あの人の「微笑み」に似ていたから……。 魂に刻み込まれた瞳に……、似ているの。




「どなたでしょうか?」


「……これは、稀少な作品です。 描かれているのは、初代エルガンルース国王陛下と、妃殿下。 初代様の絵姿は、これ一枚しか残されておりません」


「ですが……、教科書では金髪碧眼と……」


「ルース王国の王族の方々がそうでしたから……。 王族とはかくあるべきだと……」


「なるほど……」




 初代様……。 つまりは、ウリューネ=エルガン様ね…。 黒髪、黒目って……、ルース王国の人じゃ無かったんだ……。 この国では……、と云うより、この世界では、とても珍しい……。 と、同時に、とても懐かしい……。 でも、今の国王様は、黒髪でも無いし、黒目でも無いよね。 代を重ねた結果か? 何代にもわたって、薄められたんだね。 金髪碧眼になる様に。



 眼の端に、ちらって誰かが映り込んだ。



 えっ? こんな所で襲撃するの?


 でも、違ったみたい。 ただ、私が絵を見ている後姿を、見てた感じだね。 い、いかん、ちょっと、気が抜けてたかも……。気を付けよう。 ちゃんと警戒線張っとかないと! ミャー、ついて来てるかな……。 ザル警備と言われたけど、謁見の間の周りは厳重な警戒が敷かれていたわ。 流石の彼女でも、この厳重な警備に少し手子摺てこずっていたみたいだしね。



    でも……。 



           今の……、 





     誰だったんだろう?






     気になるよね。 





 視線を戻して、侍従長様に十分堪能させてもらった、お礼を言ってから、その場を後にした。 





  この王宮で「明日への道」、なんとか確保できたかな?





読んで頂けて、大変うれしく思っております!

ブックマーク、評価、感想、めちゃめちゃ嬉しいです。


今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます!!



それでは、また明晩、お逢いしましょう!!

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