ソラ・クウサキの覚醒!
11時に投稿しようとしたけれど、用事と見直しで過ぎてしまった……。
だが、今日中に出来ました。では、皆さん、明けましておめでとうございます!
……えぇ〜っと、ちょっと待て。もう一度ステータスを確認しなければ……。見間違いっと言う低い可能性がある。っという訳でもう一度、ステータス!
ソラ・クウサキ
種族:人族 * LV:10
HP:100000 【種族最高値に達しました】
MP:100000 【種族最高値に達しました】
ATK:10000 【種族最高値に達しました】
DEF:10000 【種族最高値に達しました】
AGI:10000 【種族最高値に達しました】
HIT:10000 【種族最高値に達しました】
INT:10000 【種族最高値に達しました】
MND:10000 【種族最高値に達しました】
属性魔法
時重力空間魔法
スキル
完全対応
称号
巻き込まれた者、異世界人、??????
うん、やっぱり見間違いじゃなかった。これってどういう訳なんだ。こんなにステータスが急上昇、そしてカンスト状態とかって……。もしこのステータスが本当なら今の戦闘で俺がその異変に気付く。となると、今のレベルアップで今の状態になった。つまり今までの戦闘は、カンスト状態じゃなく今レベルが上がって事でこの状態になったと……。
「……? ソラ、如何したんですか?」
「……うん? いや、何でもないよ」
うん、何でもない。確かにステータスが凄い事になったのは驚いたけど、それは最初に見たステータスの時と同じ事だ。しかもカンストっと言う事は、他の誰よりも強いって事になるからいい事だ。……ん? やっと種族が出てくれた横にあるこの印は何だろ? タッチすれば分かるかな?
【種族が変更可能になりました】
「なにぃぃ―!」
「ひぃうぅ! きゅ、急に如何したんですか! ソラ!」
「いや、何でもない! 大丈夫! 別に何ともないって!」
マジかよ。種族が変更出来ていいのかよこれ……。レイシアが様子を窺って来たからステータスを無意識に消しちゃったけど……、一体何の意味なんだよ?
「何ともなく大丈夫なら急に大声なんか上げませんよ! 本当に如何したんですか! 体の調子が悪いんですか!」
「違う! えぇ〜っと、そ、そう! 俺に魔法が使えるようになったから驚いただけだ! だから何でもないから大丈夫だ!」
今、この時に至るまで判明して使えた魔法があるし、薄々気が付いてたけどまさか複数の魔法が含まれた物だと本当に思わず驚いたのもあるけど本当の意味で覚えたのは確かだから嘘は言ってない。……筈だ。
「……本当にそれだけですか?」
「あぁ、本当にそれだけだよ。だから大丈夫だって」
親身になって俺の心配をしてくれるのは嬉しいけど、今回はそろそろ日が沈みそうだし後は宿に戻って寝るだけだから明日になればレイシアの心配もなくなるだろ。
「ほら、今日は訓練の成果も試せたし依頼も達成できたから後はギルドに戻るだけだよ。森の中は、すぐ暗くなるから早く戻らないとね」
「ソ、ソラ! 本当に大丈夫なんですよね! 怪我が悪化してからじゃあ遅いんですよ!」
だから大丈夫だって……。まぁ、後は宿で人様に迷惑を掛けないように今度は詳しくステータスを見て調べるとしますか。
「ソラ、本当に大丈夫なんですよね? もし何かあったらすぐ言って下さい。力になりますから」
「うん……。分かったよ……。分かったから……」
俺達は、訓練……じゃなくて依頼が達成出来たけどこれってもしかしたら明日になっても心配されるのでしょうか? ギルドに戻って来るまで何度か魔物と遭遇して何回か俺も戦ってるんだけど、急激に上がって戦闘が前よりも楽になった……って言うからかなり余裕になりました。もう相手が遅い遅い。そして俺が普通に動いて斬ればレイシアから速いとも言われた。
「しかしこんなにも変わるもんだな。ステータスが急上昇するだけで俺は普通に動いてるだけなのに」
まぁ、俺も「あれ? 少し速くね?」っと思ったけど、それでも制御しきれないって訳じゃないね。まぁ、本気で動かなければの話だけど……。
「ほら、早くギルドに行って報酬を――」
「てめぇ! そこから退きやがれ!」
後ろを向きながらレイシアと話してたから何とかレイシアを即座に抱えて横に飛び出し、馬車の強走行に轢かれずに済んだ。そして回避しながらも通り過ぎる馬車を見ると、どうやら荷馬車で荷物を載せる部分が檻の様になっている。そしてその中には……。
「人か? ……っ! 違う、獣人か……」
その檻の中で数多くの獣人が居た。その中で汚れてはいるがもし身を綺麗にすれば簡単に人の目を引かせる美女の狐獣人が俺達を見るなり、驚愕の顔に変わって飛び出すが檻の鉄格子が邪魔されて掴んだまま通り過ぎて行った。
「おい、レイシア。今通っていた馬車……。もしかしてアレが」
「……はい。ソラが思ってる通りです……。あれが獣人達で、今見たのが差別された獣人達の扱いです」
「……そうか」
これが……、この世界の黒い部分……、いや、この世界じゃあこれが常識なのか……。
「……いや、今この事を考えても何も出来る訳が無いな」
「そ、それとですね。助けて貰ったのは嬉しいのですが、そ、そのぉ……、そろそろ退いてくれると助かります」
ん? レイシアにそう言われて顔を向けると目の前にレイシアの顔がある。馬車の件を知らずに今の状況を見られたら俺が今レイシアを押し倒してる様に見えてるのか?
「えっと……、もしかして俺って、押し倒し中ですか?」
「もしかしなくても押し倒されてるんです! そ、その……、は、早く退いてください! ほ、本当にそろそろ恥ずかしくなってきました……」
おっと、確かにそうだな。公衆の面前で覆いかぶさってる状態は、余りにも宜しくないな。レイシアから退くとやっぱりちょっと汚れるよな。上体を起こしたけど、まだ立っていないな。まぁ、手を伸ばして起こそう。……? 何で顔を赤くするんだ?
「……レイシア?」
「……あっ! は、はい。ありがとうございます」
伸ばした手を掴んでゆっくりと立ち上がりやすい様に引いて行く。
「さぁ、ギルドに行くよ。レイシア」
「そ、そうですね。早く行きましょう」
ギルドに戻る最中に事故が起こりかけたけどその後は、問題なくギルドに戻ってこれた。
「さて、早く報酬をもらって宿に戻ろう。やりたい事はやったし、後は特に何もないしなぁ。今日は、寄り道せず宿に帰って寝よう」
「そうですね。これ以上活動すると確実に夜になりますし、遠出になると野宿になります」
野宿かぁ〜、いずれいろんな場所に行くつもりだから必ずそうなるんだけどこの世界で初めての野宿になるのかぁ〜。ちょっと難易度が高すぎる様な気がする。
「あっ! ソラさん、お疲れ様です。レイシアも無事だったのね」
「えぇ、討伐以来と言ってもゴブリン程度ならどうってことはないわ。それに報酬よりも連携を確認する為よ」
まぁ、確かに連携を確認するついでの依頼だから簡単な物を選んだだけで、その結果は、なかなかの成果だと思う。
「今日は色々と挑戦しながら初めての仲間ですので、それに今日はもう宿に帰って寝ます」
「そうですか。それなら眠気を助長して気持ちよく熟睡できる物を取り扱ってる店が――」
「ごめんなさい、ナターシャ。私達は、慣れない連携訓練で思った以上に疲れたの。だから別の機会にしてくれるかしら」
ん? 俺はまだ別に疲れてはいないぞ。宿に帰って寝るって言ったけど、疲れたとかじゃなくてステータス確認する事以外しか無くなったから寝ようとしただけで……。
「さぁ、ソラ。明日に備えて必要な物を買ってから戻りましょう」
そんな事を言って俺の両肩にレイシアの両手が置かれて、そして無理矢理、方向転回をさせられてギルドの出入り口の方に背中を押される。いや、だからこの後がステータス確認するだけで寝る事しかないから……、あっ。
「ちょっと待って、俺達が依頼達成の報酬がまだ貰って……」
「大丈夫です。既に私が貰ってますから早く帰りましょう。それじゃあ、ナターシャ。お疲れ様」
「またかよ! って言うか本当に如何やって貰ったんだよ! っておい、背中押すなって!」
「ふふふ、それじゃあソラさん。お疲れ様です。レイシアもね。(……最初に会ったのがレイシアだった。って訳ですか)」
ソラ達三人によるやり取りを見ていた他の冒険者達だが、レイシアがソラの背中を押してと共に出て行く後を見ていた。そして話していた受付嬢、ナターシャの目つきが獲物を狩る猟奇的な目になっているのを見てしまい身震いしてしまった。
「……おい、まさかだが……、ナターシャさんも銀聖と同じな訳がねぇよな?」
「そんなの俺が知るかよ! だが否定出来ないだろうな。……あれは……」
ソラとレイシアを見送った後に見せる物憂げな表情も見せるナターシャを見て、このギルドに誇る二輪の花を虜にさせたソラは、知らず内に他の同僚男性達から羨ましい嫉妬が高まりつつあった。
「っ!」
「どうしたんですか? 周りを見渡したりして?」
「いや、何か寒気がしたから」
何だろ? 俺が知らずに身を狙われてる様な、襲われそうな気が……。気のせいか。
「本当に大丈夫ですか? 宿に戻って寝れば回復するはずです」
「だから大丈夫だよ。ってかそれを言うならお前の方が大丈夫なのか」
「はい? それってどういう意味ですか? 私は怪我なんてしておりませんが……」
汚れた場所でも出来たのか、それを確認する為に自分の体を見渡し確認してるけど、俺が言いたいのはそうじゃないんだ。
「レイシア……、ため口じゃなくて俺と話してる敬語の方が素なんだよね?」
「はい。ため口じゃなく敬語の方が慣れてるので……」
「それじゃあ、ギルドの受付嬢のナターシャさんと話してる時、何でため口で話してたの? 何か言葉の端々に棘みたいなのも感じたんだけど……」
「えっ! い、いや、それはぁ……、何と言いましょうか」
何だ? 微妙な顔をして何か言い難い事なのか?
「……そう……ですね。一言で言ってしまえば、女の勘でしょうか」
「女の勘?」
「何と言いましょうか。その……、そ、そうです! ナターシャから頼まれるなんて面倒事に巻き込まれるに決まってます!」
「そ、そうか……。けどそれは無いと思うんだけどなぁ〜」
「そうとは限りませんよ。受付嬢からの頼み事には、必ず裏があると思いかからなければいけません。それがたとえナターシャでもです」
「ふぅ〜ん、そう言うもんなのかね」
まぁ、俺は冒険者になってまだ日が浅いからな。俺にはまだ分からない事でもあるんだろう。さぁてと、気を取り直して宿に戻るとしますか。
「……よかった、これならナターシャの思いに気づいてないようですね。……でもそれも時間の問題ですね……。一体どうすれば……」
「どうしたんだ。レイシア? 小声で何言ってるか聞えないんだけど?」
「いえいえ、何もありませんよ。さぁ、早く入りましょう」
レイシアがついてこないから振り返って見たら何か独り言みたいに言ってる様に見えたけど、声が小さすぎで聞き取れなかった。それを誤魔化す様に先に宿に入って行ったけど……。
「……まぁ、いっか。レイシアが何もないって言ってるんだし」
それに早く入らないと今度はレイシアが出て来るかもしれん。
「あっ! いらっしゃ……、ってあんたか、お帰り、仕事の方はどうだったんだい?」
「まだ仕事を始めて二日目なのでまだ何とも言えないけど、何とかやっていけそうだな。っとそれはそうとレイシアはいる? 先に入って行ったんだけど……」
「それなら向こうのリビングで一番端にある食卓に座ってるよ。早く言っておやり!」
「分かってるよ」
レイシアが座ってる机に近づけば向こうも俺に気づいてくれて、手を振ってるけど、そんな事しなくても分かるって。
「よかったです。ソラが来る前に夕飯が先に来たらどうしようかと思いました」
「って事は、もう夕飯が出る時刻になるのか。丁度いい所で帰ってこれたんだな」
「それがですね。私達が少し早く帰って来てまだ夕飯の準備をする所だったんですよ。でも私達と一組の人達しかいないので早めの夕飯にするそうです」
へぇ〜、臨機応変に対応して経営してる宿屋なんだな。
「それとソラ、食事しながらでも良いので明日について話したいんですが……」
「あぁ、別に今からでも良いし、まだ料理が来てないけど食事の最中でも気にせず話そうよ。俺はそんなに気にしないし、けど一体何の話なんだ?」
「話したい事は他でもなく明日の行動について話したいんです。今日は連携訓練を兼ねて依頼を受けましたが、明日からは冒険者の活動しなければいけません。その予定はもう決まってるんですか?」
「そうだな……。明日について全く予定という予定が無いなぁ〜」
はっはっはっ……。全く笑えねぇ。だが今日は寝る前に必ずやる事はもう決まってる。後はもう明日何やるのかを提案する事、何だが。
「まぁ、明日は明日の俺に任せるっと言う事で」
「それって全部明日に丸投げじゃないですか! もう少し計画性を持たないともしもの時どうするんですか!」
「大丈夫だって。なるようになるだろ?」
「行き当たりばったりにも限度ってものがありますよ」
何か呆れた感じの溜息されたけど仕方ないじゃないか。
「だって本当に思い付かないんだし、もうさ、いいかなぁ〜って。あっ、夕飯の食事が来た。スープで、これはコッペパンを黒くした奴か」
「いいかなぁ〜っじゃありません! ただ怠けてるだけじゃありませんか! もう少し真剣に考えて下さい!」
「うぅ〜ん、……そうだな。…………時にレイシア。冒険者のランクって今どれ位なんだ?」
「何ですか、急に……。Aランクですが……それがどうしたんですか?」
「……ふむ」
明日の予定かぁ……。だけど寝る前にステータスを調べる事もしないとなぁ。それにしてもこのコッペパンが黒い……いや、もう黒パンでいいや、これ硬い。いや、噛みちぎれない硬さじゃないんだけど、これはスープにつけて食べた方がいいな。
「そうだな……。冒険者で俺のランクは、最下位のGだ。まずはそれなりの地位まで上げる」
「そう言えば……、まだGランクでしたね……」
「そんで、そこそこの所まで上げたら荷物の準備をして……。そうだな……。この世界を放浪の旅に出ようと思って……るぅ?」
あれ? ちょっと待って……、今、レイシアのランクがAランクだって……。
「……レイシア、さん……いえ、貴女は、Aランクだったんですね。俺……、じゃなかった。私の方が敬語を使わなきゃいけないんじゃありませんか……」
「えっ! いっ、いいですよ! 急に敬語なんか使わないで下さい。いつも通りのソラでいて下さい。それよりも、た、旅に出かけるんですか? それも放浪って、一体何処に行くつもりです」
「えっ、そう? レイシアが気にしないならこのままで行くけど、むぐむぐっ、そうだな……、特に無いな。この世界で気が向くままに向いて、その先を歩き、珍しい物や興味を持った物、まだ人が行った事のない秘境に行くって所かな」
「秘境って……、ここで生活するのではないんですか? 何も急に旅とかしなくても……はむっ」
「まぁ、確かに今すぐ旅に行くって訳じゃないけど前々から考えてたんだ。それに……」
「それに?」
「あまりここに長く居続けると面倒な事になりそうな気がするからね」
この都市には、俺の事を知ってる勇者が居るから何時、俺の異常な強さに気づいたら国王の奴に報告して何を言って仕出かすか分からないからな。この世界で言うなら触らぬ王に祟りなしって訳だな。
「まぁ、そんな訳で後……そうだな。レベルを20近くまで上げるのが目標になるかな?」
「……ソラのレベルは今どれ位なんですか」
「今は、やっと10に入った所なんだよ。だから後、数ヶ月ぐらいですぐに目標達成できるかもね」
さてと、話し込んでる最中に運んできた食事も食べ終わったし、話もある程度固められたし……、後はステータスを調べる事と寝る事だな。
「さぁ、もういい時間だし俺は部屋に戻ってもう寝るよ。もう他に話す事は無いか?」
「……そうですね。今日は、もう言いたい事は言いました。私も時間ですしそろそろ寝ます」
レイシア……。言葉じゃそう言ってるけど、顔は「私、不満です」って言ってる顔をしてるよ。
「ソラ……、寝るのは構いませんが、明日また、5時間とかいうのは無しにして下さい」
「……努力はするよ……」
「努力する様な事ではないでしょう……。明日に備えてしっかり寝て下さい」
「……了解です」
夕飯を食い終わった後に自分の部屋の所まで一緒に行って最後にお休みの言葉を交わして部屋に入った。
「さぁ〜てっと、寝る前に……ステータス!」
まぁ、念じるだけで言わなくて良いんだけどね。さて前に出したステータスと同じ表示が出たな。……ふむ、閉じてから開くと変わってるって事は無さそうだな。
「よし、次は種族変更の所も調べないと……」
前と同じように米印の所にタッチするとまた同じ表示が出てきた。
【種族が変更可能になりました】
「……これも前と同じだな」
……この表示された所をもう一度タッチすると選択肢が出来るのか?
「おぉ、本当に出てきた」
いやぁ〜、俺、異世界人だけど人族なのに種族変更が出来るってなんだろうねぇ〜。はっはっはっ……はぁ〜。駄目だ。駄目だ。気を取り直して出てきた表示を確認しないと……。
【種族変更しますか? YES / NO 】
さて、ついに来たな。ここが俺にとっての分岐点だろ……。今に限ってゲームの様なセーブポイントが欲しいです。
「……よし、決めた」
俺は……、変更する方にしよう。この後に何が起ころうとも受け入れる。何が起こっても後悔はしない。
【種族変更と同時にステータス数値も変動します。変更しますか? YES / NO 】
やめろよぉぉぉ! そういう不安を煽る様な後に再確認するとかさぁぁぁ! 決心が揺らぐだろぉぉぉ! これってアレだろ? 下手すると今のステータスより下になる可能性もあるって事だろ?
「畜生……、畜生! どうする、止めれば確実に今のステータスでも無双出来る程の強さなのは、まず間違いない。……けど」
人族のままで万が一、今の俺より別種族の中で強い奴が悪人だったとしたら……、そんな奴ともいずれ戦わなきゃならなくなる。これから旅をしていく内に仲間も増えてその中に危害が及ぶかもしれない。
「…………」
……よし、決めたぞ。……俺は……。
【種族変更承諾を確認。種族変更と同時にステータス変動を実行します。………………種族変更、ステータス変動終了しました】
……よし、泣いても笑ってももう後戻りは出来ないぞ。自分の運命が決まる瞬間がこんなに緊迫する。まさか俺にそんなに日がやって来るなんて……。まぁ、もうやった事だから後は変わったステータス確認だけだな。ステータス!
ソラ・クウサキ
種族:時空重帝 LV:1
HP:5000000
MP:10000000
ATK:900000
DEF:900000
AGI:800000
HIT:700000
INT:800000
MND:800000
属性魔法
時重力空間魔法
スキル
完全対応
称号
巻き込まれた者、異世界人、怠け者、神々からの祝福、重力の女神グラガビリアの加護と祝福、空間の女神スペルディアの加護と祝福、時の女神タームバイアの加護と祝福、神々から愛されし者、時空重帝の威圧
…………いや、変わりすぎだろ…………。
何これ? 最初に開いた文字化けだらけのステータスも酷かったけど、これもある意味酷過ぎるぞ。っていうかレベル1に戻されてこれはないわぁ〜。
「なんか色々と増えてる称号もあるししかも調べてないのもあるからこの際全部調べるか。……まずは……これにするか」
時重力空間魔法
時間、重力、空間とした複数の魔法を融合した魔法。この魔法は、文字に書かれた通りの効果を持ち合わせており使うだけでも膨大な魔力と制御が必要になる。この魔法はかつて千年前、この国を……救った……!%#E&NM#*|~=?>
「文字化けが終わったかと思えば今度は説明文でも発生しやがった。何か語呂が悪い名前だし、しかもめっちゃ気になる所で切れてるし……」
しかもこれだけでも凄まじい能力って言うのが良く分かるな。まぁ、調べてない種族やスキル、称号もあるからこれは後回しにしよう。えっと……、次は……
完全対応
常に発動して自分で体得、習得した時に魔法、スキルとして会得するスキル。または、相手からの魔法攻撃、スキル攻撃を受けるか接触する事で会得する事が出来る。
……このスキルも凄い性能を秘めてたよ。これって俺が一度体験や勉強をするだけで習得できるって事だろ? 確かに地球に居た頃は、そこそこ勉学は出来る方だったけど……。
「魔法も凄かったけど、スキルも凄いだなんてな……。このままで行くと他のもきっと規格外になるんだろうなぁ」
神々からの祝福
神々の一人からでも祝福、加護を授かれると神々全員からの祝福、加護が授かりすくなる。ただし同じ属性を持ち合わせて無ければ、授かりたい神からの祝福、加護は受け付ける事が出来ない。
これも……凄いな。称号の所に祝福と加護があったからそれで表示されたのか? それにこの同じ属性と授かりたい神の祝福と加護はそういう事なんだな。だから夢に出てきたあの三人の女神と同じ魔法だったから加護と祝福を授かった称号が表示されたんだろう。
「さて……次は……」
神々から愛されし者
神々の中から一人でも愛しい感情を持たせた者に授かる称号です。その者から授かった称号は、神に関する称号に絶大な恩恵が与えられる。
……絶大な恩恵と愛しい感情って……何……? 神様……女神様慣例で続けて調べたけど、その絶大な恩恵って……まさか……。
重力の女神グラガビリアの加護と祝福
重力を司る女神、グラガビリアから加護、祝福、どちらも授かった者に表示される。(称号から神々から愛されし者を確認。HP、MP、ATK、DEFに絶大強化。同時に惑星の過度を取得しました)
来たよ。やっぱりこうなったか……。それにこの最後の惑星の過度って何? 取得って言ったって何処に……あっ、あった。スキル欄の所に表示されてる。えっ? 何? これって一度調べないと更新されない訳なの? って事は……。
空間の女神スペルディアの加護と祝福
空間を司る女神、スペルディアから加護、祝福、どちらも授かった者に表示される。(称号から神々から愛されし者を確認。HP、MP、HIT、MNDに絶大強化。同時に異次元空間の干渉を取得しました)
……もうね。……いったい俺を如何したいの? 最強にさせたいの? っていうかこれだけでも簡単に無双出来るんじゃないの? 今はまだいいよ。こうやって自問自答で保ててるからさ。もう次のも絶対に強力なのが来るよ。
時の女神タームバイアの加護と祝福
時間を司る女神、タームバイアから加護、祝福、どちらも授かった者に表示される。(称号から神々から愛されし者を確認。HP、MP、AGI、INTに絶大強化。同時に時の悪戯を取得しました)
本当、俺の期待を裏切らないね。……一体如何すればいいんだ。称号の加護と祝福でステータス強化。 そして調べた事で増えたスキル、ってか称号にも新しいのが増えてる。これも調べないとなぁ……。また凄い事になりそうな気がする
惑星の過度
時重力空間魔法の一つ、重力魔法を使う時に効果が任意発動が出来ます。発動をした場合は、この惑星から重力を使う事が可能になります。
異次元空間の干渉
時重力空間魔法の一つ、空間魔法を使う時に効果が自動発動します。このスキルの効果は、異次元、異空間による干渉が可能になります。
時の悪戯
時重力空間魔法の一つ、時間魔法を使う時に効果が自動発動します。このスキルの効果は、使用時、自分自身だけ効果があり行動や現象を起こす事が出来ますが、その行動によって他者に影響を与える事も可能になります。
…………………………………………………………。
ハッ! あ、危ない。余りの衝撃に意識が飛びかけた。本当に何だよこれ! ってか俺って本当とか何だよしか言ってないような気が……。いや、待ってっ……! まだ後三つ残してるんだ。気をしっかり持て、ソラ・クウサキ!
幸福強運の福音
時間を司る女神と同じく神々から加護、祝福を授かる事で得る事が出来る称号。この称号の効果は、運による物に効果があり多種多様な効果が発揮できます。
よっしゃぁぁぁぁぁ! 終わったぁぁぁぁぁ! さぁ、残り二つ! バッチコォォォォォイ!
時空重帝の威圧
この称号は、種族、時空重帝の者だけ得る事が出来る固有称号です。称号の効果は、自分より相手のレベルが低ければ威圧する事で行動を制限する事が可能になり魔物など寄り付かなくなります。ただし、レベル依存になるので低ければ効果が薄れます。
さぁ、残り一つだぁぁぁぁぁ! 心構えは出来ている! さぁ来い!
時空重帝
時間、重力、空間とした複数の魔法を融合し、時重力空間魔法を持った者で数少ない最上級種族の一つである、世界を又に駆け神出鬼没に現れては消える事で有名だが、縛られる事を極端に嫌う為、長く一つの拠点に居座るのは稀な種族です。
終わったぁぁぁぁぁ! よし、今のステータスがどうなってるのか確認しないと……、ステータス!
ソラ・クウサキ
種族:時空重帝 LV:1
HP:5000000
MP:10000000
ATK:900000
DEF:900000
AGI:800000
HIT:700000
INT:800000
MND:800000
属性魔法
時重力空間魔法
スキル
完全対応
惑星の過度
異次元空間の干渉
時の悪戯
称号
巻き込まれた者、異世界人、怠け者、神々からの祝福、重力の女神グラガビリアの加護と祝福、空間の女神スペルディアの加護と祝福、時の女神タームバイアの加護と祝福、神々から愛されし者、時空重帝の威圧、幸福強運の福音
……ヤバい。ベットの上で悶え狂いそう。ありえねぇよ。冷静になって考えてみればさぁ、これってチート超えてバグじゃね? あの四人勇者も二日たってるから修行なり訓練なりしてそれなりにステータスが上がってるんだろうけど、幾ら何でもここまでには上がってないだろう。
「……んっ? なんかステータス表示少し変わってないか?」
ステータス表示がされてる枠の一番左上の端の所にステータスって文字が書かれてるけど、その横に別の文字が書かれてる。それを触ってみると……。
「……ステータス表示からアイテム一覧表に変わった……」
そして静かに俺は、アイテム一覧表を閉じた。あぁ、分かってたよ。ステータスの横に書かれた文字にはアイテムって書いてあったからな……。
「何だろうな。普段ならステータスの表示で新しくなって出て来た事に驚くべき所なんだろうけど……」
いやぁ、驚きすぎると慣れてしまうんだなぁ。……こんな風に慣れるなんて嫌な慣れ方だな。
「……はぁ、自分自身で言っておきながら哀しくなってきた。独り言行っても終わらないよな……」
……おっし! もう一度ステータスを開いて……、ってかそのままアイテム一覧表として表示出来ないのか? ……試してみるか。
「アイテム! ……本当に出てきやがった」
ステータスと同じ枠が出て来たけど書かれてる内容は全部違って俺が持ち合わせてるアイテムの表示が出てきた。その中には、俺が召喚される前に身に着けていた物が表示されてる。全部この中に納まってたのか。これでヘッドフォンの謎は解けた。
「しかもアイテム表示を出さずに何時でも取り出したり収納できたりするのが楽でいいな」
という事で、今まで手に持っていた荷物をそのアイテム一覧表に収納。さて、今日やる事はもう大体終わったな。って言うかもう終わりでいいよな?……なんか俺色々と疲れたぜ。ヘッドフォン、出現!
「やっぱり音楽を聞きながらじゃなきゃあまり寝れねぇからな」
さて、明日も色々とやる事があるからもう寝るか……、お休みぃ。