●用語説明&主要キャラ紹介●
用語説明&キャラ紹介。
随時、更新予定。
●用語説明●
○ヴェリア大陸
世界の中央にある大陸のこと。
嘗て魔族の王を倒した勇者が築いたヴェリア王国があることから、この名が付けられた。
竜の神が住む山があるのも、このヴェリア大陸。
○エンプレス
火の神柱を祀る国。代々女が王となり国を治めてきた為、女帝の名であるエンプレスという名が付けられた。
暖かな気候が特徴で、作物なども育ち易いが、一部では砂漠化した場所も存在している。
また、好戦的な性格の者が多く、魔物の狂暴化に伴い討伐部隊なども幅広く結成された国でもある。
○アクアリー
水の神柱を祀る国。比較的穏やかで争いを好まない者達が住まう平和な国。水や湖などが美しく、世界で好まれるほど。身体に良いともされており、病に効く神聖な水が存在すると言われている。
しかし、魔物の狂暴化の際に火の国エンプレスから圧力を掛けられ、多くの者が魔物討伐に徴用された。
○ミストラル
風の神柱を祀る国、本作の物語が始まる場所。一年を通してあまり気候が変わることはなく、常夏に近い暖かさがある国。
陽気で人当たりが良い者が多いことが特徴で、魔物の狂暴化の際にも取り立てて他国との関係を制限はしていない。
神護の森と呼ばれる神聖な空気が漂う森があり、そこには嘗て竜の神が舞い降りたと言われている。森の奥地の岩には大きな爪痕が残されている事から、聖なる森として認識されている部分も。
○グランヴェル
地の神柱を祀る国。広大な土地を持ち、神柱の加護を受けた高い山々が大陸を覆っている為、他国の侵攻や魔物の奇襲などに滅法強い。有力貴族などが数多く存在するのも、この国である。
ノーリアン家と言われる家が、貴族の中での最高貴族であり、後述のルルーナがこの家の出身。何かと秘密が多い家でもある。
他国よりも強い権力を持っているのも特徴であり、それ故に王族は気難しく傲慢な者が多い傾向。
○神護の森
ミストラルにある神聖な森。
嘗て竜の神が舞い降りた森として神聖視されており、森の中には他とは異なる雰囲気や空気が漂う。この森に入った魔物は毒気を抜かれ、穏やかで大人しい性格となり、人や動物と戯れる事も。
ジュードが特に好む場所でもあり、よく昼寝をしている。
○聖地ヘイムダル
ヴェリア大陸にあるとされる幻の聖地。嘗て勇者と共に戦い魔界を封じた姫巫女が生まれたのも、この聖地と言われている。
○姫巫女
嘗て魔族の王を倒す為に勇者と共に戦い、魔界を封印した娘のこと。
闇を祓う破邪の力を持ち、破邪の巫女と呼ばれることもある。
○魔法石
ジュード達、鍛冶屋が造り出した特別な石。
マナが魔力を鉱石に込める事でできるものであり、そう難しいことではない。特別な土台に嵌め込む事で武器に装着したり、村や街を結界のように包み込んだりと用途は様々。
○金の腕輪
ジュードが左腕に付けている腕輪。
金で造られており、複雑な紋様や装飾が成される中央部には蒼く透き通る大変美しい宝珠が埋め込まれている。
ジュードが拾われた時には既に持っていたもので、彼の実の両親や故郷を探す唯一の手掛かり。腕輪の裏側に『ジュード』と彫られているが、後の綴りは霞んでいて読めない。
●主要人物紹介●
[ジュード・アルフィア]
年齢:17、18歳程度。実年齢不明。
身長/体重:172cm/60kg
風の国ミストラル地方の山奥に住む鍛冶屋の少年、本作の主人公。
幼い頃に神護の森に捨てられていたのを名匠と謳われるグラム・アルフィアに拾われ育てられた。魔物の狂暴化の際に父グラムが負傷してしまい、幼馴染み達と共に父の代わりに鍛冶屋の仕事をしている。
曲がった事や卑怯な事が大嫌いで裏表のない性格、嘘をつくのが苦手。
男は女を守るもの、と固く認識している為、女性に暴力を振るう光景を見ると黙っていられない性質。その性格から女性には好意を寄せられることも多いが、人様の気持ちには案外鈍感。
魔法を受け付けない特異体質で、例え治療系の魔法であれど受けると体調を崩してしまう。原因は不明。
[カミラ]
年齢:17歳。
身長/体重:167cm/47kg
ジュードが火の国エンプレスに向かう道中で出逢った謎の少女、本作のヒロイン。
大の男嫌いで触れられると場合によっては嫌悪感から殴り飛ばす事も。悪漢に絡まれていたところを助けられて以来、ジュードとは互いに強く惹かれ好き合っており、その気持ちを自覚してはいるが、ある事情から異性に好意を寄せる事を避けている為にその事実を受け入れようとしない。男慣れしておらず、何かとウブ。
一般の者が知っているようなことを知らなかったり、不可解な点が多々見られる。
一見大人しく淑やかな少女と見られがちだが、戦闘になると細身の剣を持ち前線で戦う勇敢さも持ち合わせている。しかし、剣術や武術よりも魔法の方が得意。
幅広い治療、回復系の魔法を得意とする他、光系魔法を主に扱う。
[マナ・ルイス]
年齢:17歳。
身長/体重:160cm/45kg
風の国ミストラルの田舎の村に住んでいた少女。両親と共に平和に暮らしていたが、魔物の狂暴化の際に両親を亡くす。身寄りがなくなったところを、グラム・アルフィアに拾われ、以後彼の元で生活している。
彼の義子であるジュードに淡い恋心を抱いており、何かと役に立とうと日々奮闘しているが、なかなか好意に気付いてもらえずヤキモキしがち。
基本的に性格は明るく、ジュードやウィルを引っ張っていく存在と言える。また、胸が小さいことを気にしている部分も。
ルルーナとはジュードを巡る恋敵と言うこと以外に、性格が合わず顔を合わせれば口論したりと犬猿の仲。
[ウィル・ダイナー]
年齢:19歳。
身長/体重:178cm/65kg
風の国ミストラルの王都に住んでいたが、行商人であった両親に同行した際に、狂暴化した魔物達に襲われ家族を失う。自身も殺されそうになったが、寸前で偶然通りかかったグラム・アルフィアに助けられ、以後彼を尊敬し師事、今ではジュードやマナと同じく身寄りのない子供として厄介になっている。
ジュードやマナの兄貴的立場で、一番年上と言うこともあり、纏め役に近い。
行商人だった両親の仕事で古代の遺産や書物などを目の当たりにする機会が多かった為、まじないや古代文字などの知識が豊富。
マナに密かに恋心を抱いているが、彼女自身ジュードを想っていることもあり言い出せずにいる。ジュードとは不仲と言う訳ではなく、彼の事は弟兼親友。
[ルルーナ・ヘラ・ノーリアン]
年齢:19歳。
身長/体重:170cm/50kg
地の国グランヴェルの最高貴族の令嬢。
グラム・アルフィアに逢う為にミストラルにやってきたが、林で迷っていた時にジュードと出逢う。
非常に美しく、また男性を魅了するようなプロポーションの持ち主。その容姿の所為か育った環境か、自信家であり相手が思い通りにならないと怒り出す身勝手さを持っている。また、自分のことを後回しにされるのが嫌い。
ジュードに対する強引さから、マナに睨まれよく口論を繰り広げるが、絶対的な自信を持っている事から何かと彼女を見下す発言が多々見られる。
彼女と彼女の母はジュードを知っているようだが………
[シヴァ]
水の国の森で、気を失っていたジュードを拾った謎の旅人の一人。
非常に整った風貌の持ち主で、一見冷たいように思われがちだが、実は結構な世話焼き。
所構わず現れては、相棒のイスキアと共にジュード一行の危機を救う。
[イスキア]
シヴァの相棒で、同じくジュードを拾った謎の旅人その二。
女性のように見えるが、性別は男。所謂オネェ。ジュードが戦慄する対象でもある。とにかく人間が大好き。
シヴァと同様にあらゆることが謎に包まれているが、あちこちに現れつつ、陰ながらジュードを見守っている。