表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方飛翔録  作者: 星屑○
7/28

七話:時を止めるメイド長

更新ペースはこのくらいですかね?



一週間内に投稿は流石に無理な気がします‥‥



ともあれ、第七話、投稿です。


「どうだ、落ち着いたか?」


俺の胸元で泣いていた魔理沙が、落ち着いたのでゆっくりと離す。


「‥うん‥ありがとう‥」


そう言うが、なんで顔を隠したままなんだ?


「どうした?本当に大丈夫か?」


「大丈夫だって、ほら早く行こうぜ。霊夢が先にこの異変を起こした吸血鬼の元に向かっている筈だぜ」


「あ、ああ‥‥」


魔理沙は俺に顔を見せずに、背中を向け、先に飛び立った。





















~魔理沙Side~


~紅魔館 廊下~


なんでだろう‥悠治の顔を見れない‥‥

別に、泣いて目が赤いからとかじゃなくて、悠治を見てると顔が熱くなって見れない‥‥


「おい、本当に大丈夫か?まさか顔に傷でもあるのか?」


横から悠治が、私の顔を覗いてきて、彼の顔が視界に入る。


「ひゃ!///だ、大丈夫なんだぜ///」


慌てて顔を逸らした。


「‥‥なあ、本当に傷なのか?それとも俺が叩いたのが‥‥」


「ち、違う!あれは私が悪いんだから、叩かれても仕方ないんだぜ!」


慌てて悠治を、フォローするように手を横に振る。

その拍子で、悠治と目が合う。


「‥魔理沙、そのままでいろよ」


「あ‥‥///」


悠治の顔が、目の前まで来ている。

ち///近いって///


「ん、大丈夫だな。よかった‥叩いた所は赤くなってないな、魔理沙みたいな綺麗な顔に傷でも付いてたら、どうしようかと思ったよ」


「!?///」


こいつ‥素で言ってるのか?それともわざと?


「なんだ??急に赤くなって、熱でもあるのか??」




ペトッ




「わっ///」


悠治が私の額に、手を当てる。

こいつ‥絶対に素だ。素で言ったんだ‥‥


「別に熱くはないよな?」


「だから大丈夫だって///ほら、こんなところで油売ってないで早く行こうぜ///」


グイッ


私が先を急ごうと前進しとうとしたとき、悠治が私の腕を引っ張った。





















~悠治Side~


「悠治!?///」


「魔理沙、お前がいた場所の床、見てみろ」


「え?」


魔理沙が(おもむろ)に、自分がいた場所を見る。

そこには1本のナイフが刺さっていた。


「よく避けたわね」


「生憎、俺の目は人より良くてな。でも、わざとだろ?俺が分かるように」


「どうしてそう思うのかしら?」


「ナイフが現れた場所が遠かったからな、どうゆう芸当か知らんが、もっと近くで投げてる筈だからな

それでも、俺は魔理沙を守ろうとするがな」


俺は魔理沙を守るように前に立ち、魔理沙に告げた。


「魔理沙、先に行け、ここは俺一人でいい」


「お嬢様の所には行かせないわ」


突然目の前にメイドのような服を着た、銀髪の女性が現れた。

その手にはナイフがあり、狙いは俺のようだ。


「あぶねっ!」


魔理沙を庇いながら横に飛び、攻撃を避ける。


「悠治、相手は手強いようだぜ。ここは二人で突破したほうが良いと思う」


「その方が良いな‥‥でも、あの人のスピードを上まれるか」


「最後の話し合いは終わったかしら?なら始めましょうか」


彼女がナイフを投げてくるが、そのナイフの数がハンパなく多い。


「な!?どうなってんだ!」


「そんなことどうでもいいぜ!悠治、隙を見て攻撃してくれ!魔符『スターダストレヴァリエ』!」


魔理沙の攻撃でナイフが弾かれ、攻撃が通せるくらいの隙間が出来る。


「今だ! 鳥符『エアロバースト』!」


できるだけ隙間に、弾幕を通過するように放つ。

他はもちろん防衛用だ。


「私はね、貴方達の遊びには付き合うつもりは無いの、だからここで仕留めさせてもらうわ 幽幻『ジャック・ザ・ルドビレ』」


彼女が唱えると、さっきのナイフとは比にならないほどの数が現れ、さらに弾幕も放たれ、俺達の弾幕が消されていく。


「また増えた!?これじゃ埒が空かないんだぜ‥こうなったらいっそまとめて!」


「ま、待て魔理沙、迂闊にマスタースパークを撃つな!」


ミニ八卦炉を構えた魔理沙を慌てて止める。


「悠治!このままじゃ串刺しになるんだぞ!」


「分かってる、でもマスタースパークは使うな、今は避けろ!」


俺と魔理沙は攻撃を避けるが、流石に数が多く何発かは体を掠る。


「(クッ‥どうすれば良いんだ‥相手は間違いなく俺達を殺す気でいる、油断は出来ない‥)」


「メイド秘技『殺人ドール』 もう終わりにしましょう?」


またナイフが飛び交うがさっきまでのとは、規模が小さく避けやすい。


「どうした?もうばてたのか?これならスペルカードを使うまでもないぜ」


「まさか‥これはまだ序の口よ?」


彼女がそう言うと、またナイフが大量に現れる。


「(これだ、この攻撃の方法が分かれば、なんとかなる‥このトリックが分かれば)‥‥って、こりゃまずいな‥避けられない 音符『ソニックバード』!」


弾幕を前方に放ち、自分の抜け道を作る。魔理沙の方に援護は出来ないが、彼女なら大丈夫だろう。


「くそっ‥攻撃が激しすぎる‥‥!」


「避けるのに、いっぱいいっぱいだぜ‥」


俺も魔理沙も避けるのが精一杯だが、絶対に攻撃の機会があるはずだ。


「大人しく諦めたら?貴方達じゃ私には、勝てないわ」


「「諦めてたまるかああ!!」」


弾幕を一気に避け、二人同時に攻撃する。


「しまった!」


「「あったれええ!!」」


攻撃をするも、間一髪の所で避けられてしまった。


「(今のを避けるか‥でも、あの瞬間移動並の速さじゃなかったな‥‥まさか‥)魔理沙、援護を頼む!」


「分かった 魔符『スターダストレヴァリエ』!」


魔理沙が援護してくれてる間、俺は確認したいことがある。


「間違いなければ良いんだが‥‥鳥符『エアロバースト』!」


「時間差みたいなことをやろうとしたの?それじゃ、ただの一人ずつの攻撃でしかないわ」


俺はナイフを投げる彼女に集中する。

そのとき、彼女の手に何か光るものが見えた。

その瞬間、また同じようにナイフが大量に現れる。


「‥‥なるほどな、そうゆうことか‥‥魔理沙、聞いてくれ」


「な、なんだぜ?手短に頼む‥」


弾幕でカバーしながら俺に近付く。

魔理沙もそろそろ限界に近いな‥でもこれで決める!決めてみせる!


「何こそこそとやっているのかしら?まあどうでもいいわ、これでお終いよ幻世『ザ・ワールド』」


俺達の周りに、ナイフ現れ、逃げられない状態になった。


「はあ! 鳥符『エアロバースト』!」


「そんなものじゃ防げないわよ」


パチンと指を鳴らすと、更にナイフが増える。


「さようなら‥‥」


彼女がそう言うと、周りのナイフが俺達目掛けて飛んできた。





















~メイドさんSide~


「どうやら終わりのようね」


別に私は、残骸を確認した訳でもなくそう言った。

何故なら、あの攻撃で生きている筈が無いからだ。


「さてと、後片付けでもしましょうか」


「‥‥誰が終わりだって?」


「!!?」


突然目の前から声がした。


「‥どうやって避けたのかしら?」


「簡単に言えば、自分の周りに弾幕を張っただけだ」


彼はそう言いつつも、顔に傷があった。

どうやら避けたと言っても、防ぎきれなかったものもあったようね。


「それじゃ、いい加減終わりにしましょ?」


「そう‥‥だな!!」


いきなり彼が私に突っ込んできた。

自暴自棄にでもなったのかしら。


「自分から死を選ぶなんてね」


「その気はさらさらねぇ‥‥よ!」サッ


私がナイフを構えようとしたとき、彼は突然、横に回避した。


「私から逃げようなんて甘いわよ?」


「甘いのはあんたの方だぜ!」


「!?」


声がした方を見ると、八角形の道具を構えた白黒の魔法使いがいた。


「この距離なら外さないぜ」


「それはどう(ガシッ)!?」


「悪いが能力は使わせない」


彼は、私の左腕を掴みながらそう答えた。


「な‥‥どうゆうこと!?」


「あんたの能力は、その懐中時計が必要って分かったんだよ、だからその行為を止めさせてもらった‥‥チェックメイトだ!魔理沙!このまま叩き込め!!」


やばい‥‥このままじゃ‥‥




負ける!!


「くらえ! 恋符『マスタースパーク』!!」


「くっ‥‥」









 

ズガガガガガガガァァァァァァァァァン











目の前が真っ白になり、その瞬間、私は負けたのだと理解した。


「お嬢様‥‥申し訳ありません‥‥」


その言葉を最後に、目の前が暗くなった。




















~???Side~


~紅魔館 ??~


ズズズズズ‥‥


「??」


上の方から大きな音がすると、周りが小さく揺れながら音を鳴らす。


「なんか楽しそうだな‥‥そうだ、遊びに行っちゃおうっと。楽しそうだもん怒られないよね」?





バキャッ!




鉄格子を破壊して、外に出た。


「今度は『壊れない』で遊んでくれる人かな?」



次回もこのくらいか、更に遅くなるか分かりません。

気長に待ってくれたら有り難いです。



後、1.2話で異変解決ですかね。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ