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東方飛翔録  作者: 星屑○
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六話:門番さんと七曜の魔法使い

今回は悠治は戦いません。



いろいろやっちまったかん満載です。



最初に言っておきます。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まことに申し訳ありませんでした!!


今回作者は暴走しました。



三人と別れて少し経った頃。



「あれが吸血鬼が住む館か」


俺が霊夢達を追っていると、遠くの方に建物のようなシルエットが見えた。


近づくと、かなり大きく全体が血のように赤く不気味で、まさに吸血鬼が住んでいると言わんばかりの館だった。


「立派な門があるな、こうゆうのって門から入るのが礼儀だよな」


門の手前で降り、乗ってた陰陽玉の霊力を自分に戻し、小さくして締まっておく。


「そこの貴方、止まりなさい」


門に向かおうとしたら、目の前に女性が現れ呼び止められた。


見た目は俺より年齢が上っぽいな。

赤い髪に緑のチャイナ服が似合う。

緑の帽子を被り、真ん中に星の飾りがあり、「龍」と書かれている。


まあ、見たまんま接近戦が得意そうな容姿だな。


よく見れば、服が所々破けていて、僅かだが息切れを起こしている。


「貴方もお嬢様を止めに来たのですか?」


「貴方もってことは、霊夢達はもう館の中なのか」


「えぇ、そうですね。私が止めようとしたら、いきなり攻撃してくるなんて酷いですよ。私は危ないから止めようしたのに」


前から思ってたが、霊夢達って本当に怖いな‥‥以前、妖怪が霊夢の目の前を通り過ぎただけでピチュらせてたし‥


「あんたは、ここの主に従えてるんじゃないのか?」


「そうですよ。この紅魔館の主『レミリア・スカーレット』に従えている、紅美鈴(ほんめいりん)と言います」


「俺は不知火悠治、それで美鈴さん、それでここは通してはくれないかな?」


「‥‥」ぷるぷる


‥‥なんかぷるぷるいってるんだが‥俺、気に障ること言いましたか?


「‥‥‥れた」


「え!?あ、すいません!!俺、変なこと言いましたか?」


「‥‥言われた、初めて‥名前で言われた‥私を名前で言われた!!」


「え??」


初めて名前で言われた?

てか、なんで名前で言われなかったんだ?


「私を美鈴って言ってくれたの不知火さんが初めてですよ」グスッ


「ちょっ、泣くなよ

ほらこれで拭いて」


偶然持っていたハンカチを美鈴さんに渡す。


「すいません、今まで会った人は私のこと中国って言われてたので嬉しくって‥

レミリアお嬢様にも言われたことなかったですから」


そのレミリアお嬢さんは、ひでぇな‥仮にも従者を名前で呼ばないとは‥‥


「‥話しを戻すが、ここを通してはくれないのかな?」


「だから駄目です、今行ったら確実に死にますよ?不知火さんは人間らしいですし」


「でも俺は、行かきゃいけないんだ。

霊夢達に約束したんだ、後から追いつくって」


「貴方は馬鹿ですか?命より約束の方が大事なものなんですか?」


「少なくとも、俺の中では約束の方が大事だな。

もう約束は破りたくない‥‥」


少し嫌な過去を思い出し、それを消し去るように顔を振った。


「できれば通してくれると有り難いんだが、貴女とは戦いたくはないな」


「‥もう知りません、貴方になにを言っても止められそうにありませんね‥

良いですよ、どうぞお入り下さい」


ため息を吐きながら、門を開けてくれた。てか、こんなでかい門をよく片手で開けるな‥こりゃ戦ったら本気で命が消えそうだ‥


「ありがとう。それとそのハンカチ、あげます」


美鈴さんに一つお礼を言って、門の奥の扉に向かった。
















 

 


~紅魔館 玄関口~


いやぁ、外からは不気味だったけど、中はそこまで不気味って感じじゃないね。

‥‥赤いけど




そして‥‥




「廊下広!!」


どうゆうことなんだ!?外からみた館と内部の面積がまったく合ってないぞ!


「これは使うしかないな‥使わずに行けるとおもって締まったのに‥」


さっき締まった陰陽玉を取り出し、霊力を込め、目の前に投げる。



ブワン



「よっと」


大きくなった陰陽玉に飛び乗り、少し浮く。


「さて、二人は何処にいるのやら‥」



ドオオオオオオオォォォォォォォォォン


遠くの方から衝撃音がなり、館全体に地鳴りが鳴る。


「こんなのやるのは魔理沙かな?

場所は‥‥あっちか」


魔理沙と予想しながら、衝撃音が鳴った場所に飛ばした。
















~紅魔館 図書館内~



~魔理沙Side~


「へぇ、やるじゃないか、フルパワーじゃないけど私のマスタースパークを避けるなんてな」


「魔理沙もなかなかやるじゃない、でもそれは、もう撃たせないわ」


霊夢と別行動になり私は、一先ず片っ端に扉を開けていたら、偶然図書館のようなとこに出て、その後魔法使い「パチュリー・ノーレッジ」に出会い今に至ってる訳だぜ。


「ならやってみるんだな!パチュリー!」


星型の弾幕を放ち、パチュリーの動きを止める。

今のうちに決めるぜ!


八卦炉を構え、霊力を溜める。


「そんなものじゃ足止めにもならないわ

日符『ロイヤルフレア』!」


私の弾幕を消しながら火のように赤い弾幕が、私に迫って来る。


「うわっと!危ないぜ」


八卦炉を構えるのをやめ、回避行動をとる。


「そっちに気を取られすぎよ」


パチュリーは魔導書らしき本を開き、永唱を唱え、スペルカードに重ねて弾幕を放ってきた。


でもそのくらいじゃ、私のスピードで十分避けられる!


さらに‥‥


「魔符『スターダストレヴァリエ』!」


ある程度回避した後、スターダストレヴァリエで残りの弾幕を打ち消す。


「まだまだこれからだよな!」


「本当ね‥‥これ以上は図書館がもつかどうか‥‥」
















~悠治Side~


「だんだんと音がでかくなってきたな、もうすぐか」


遠くから聞こえていた音が、近くから聞こえるくらいになっていた。



「おっと、ここから聞こえるな」


他の扉と比べて、あきらかに大きい扉から爆発音などが聞こえる。


陰陽玉をしまい、扉を開ける。



ギギイィィィィィィィ




扉を開けると、そこらじゅうに本が散乱し、あわあわと効果音が出ているような慌ただしい少女がいた。


「!?誰ですか!(ボカ)こあっ」バタッ


‥‥今のは上から本が落ちて、あの子の頭にぶつかったのだ。


「こあぁ~‥」


「なにやってんだか‥おい、大丈夫か?」ペシペシ


目を回しているこの子の頬を軽く叩いて、目を覚まさせる。


「‥‥ん?」


「あ、目が覚めた

頭の方大丈夫か?結構音がしたからな」


「え、あ、はい‥って貴方は誰なんですか!貴方も侵入者ですか!」


俺と距離を取り、威嚇する目でこちらを見る。


「一応、許可はもらって入ってきたんだがな。目的はこの紅霧を止めてもらおうと思っている」


「お嬢様を止めに?無理ですね‥

人間の貴方にはお嬢様に勝てる訳がありません」


「何も俺だけが戦う訳じゃない、霊夢や魔理沙と一緒に戦うんだからな」


俺がここまで来れたのも仲間がいてくれたからこそなんだよな。


「それに約束したからな」


「約束?」


「ああ、『後から追いつく』、こんな小さな約束でも、俺にとっては大事なことなんだ」


「貴方っておかしな人ですね」


「そんなに変か?」


彼女がクスクスと笑う。

俺、変なこと言った覚えがないんだが。


「??まあいいや、俺は不知火悠治、君は?背中の羽を見ると人間ではないね」


「はい、私は小悪魔、名前の通り種族は悪魔です」


今度は悪魔か‥妖怪といい妖精といい、幻想郷はいろんな種族がいるな。

次は、幽霊とか死神とかが現れんのか?






「ん?おお!悠治、やっと追いついたか」


「この口調は‥‥」


声のする方向を見ると、箒にのった少女がいた。


「やっぱり魔理沙か、霊夢はどうした?」


「霊夢とは別行動だぜ

あと、加戦は無用だからな」


「よそ見してっとやられるぞ」


「え?うわっと!!」


よそ見をした魔理沙が体制を崩しながらも、弾幕を避けている。


「もうすばっしっこいわね‥‥」


「私の速さは幻想郷一だぜ!」


たしかに速いな、体制崩していたのにもう復帰してるし反撃の準備も出来ている。


「魔符『スターダストレヴァリエ』!」


「同じ攻撃は効かないわよ?」


少女は魔理沙のスターダストレヴァリエを簡単に打ち消し、周りに煙ができる。


「あまいわ、敵に同じ技が効くわけ「お前のほうがあまいぜ!」‥いつの間に!」


魔理沙は、煙を利用し一気に相手との距離を縮めていた。


「この距離なら外さないぜ!おりゃあ!」ドガッ


「っく‥‥」


魔理沙の蹴りが入り、少女が真下に落ちる。


「これでおしまいだ!これが私の全力全開フルパワーだぜ!」


魔理沙は、八卦炉を構え、霊力を一点に集める。


「‥‥くっ‥こんなんじゃ終わらないわ、火水木金土符『賢者の石』!

う‥‥ゴホッゴホッ‥‥」


「パチュリー様!!」


「おいどうしたんだ!急に咳込んで」


「パチュリー様は元々体が弱い方なんです!

あの状態では!!」


まずい‥‥魔理沙は全然気付いてない、このままじゃ、あのパチュリーって子に直撃する!


「恋符『マスタースパーク』!!」


「パチュリー様!!」


「‥‥くっ」











ドガガガガガァァァァァァァァァァァン











「はぁ‥はぁ‥どんな結界なんだ‥私のマスタースパークで周りが壊れないなんて‥」

肩で息をしながら、ゆっくりと降りてくる。


「おーい悠治、終わったぜ」


魔理沙は悠治がいた場所に声をかけるが、悠治の姿は無く、青ざめた小悪魔がいた。


「おい、小悪魔って言ったか、悠治はどうしだ?もう先に行ったのか?」


「パ‥パチュリー様の‥方に‥‥」


「え!?なにやってんだあいつ!」


魔理沙は急いでマスタースパークが直撃したとこに向かった。

そこには、パチュリーを抱えた片方だけ翼をはやしている悠治がいた。


「ゴホッゴホッ‥なんで助けたの?」


「あのままくらってたら、あんたは生きてていたか分からなかったし、しかも無防備だったろ?

小悪魔!こっちに来てパチュリーを運んでくれ」


「あ‥はい!」


小悪魔はパチュリーを奥に運んでいった。













~悠治Side~


「ふう‥‥一先ず解除っと」


片翼になったシルバーウィングを消した。


「なんで、敵を庇ったんだ?

あいつは魔女だぜ?あれをくらったって死にはしないぜ」


「それを本気で言ってるなら魔理沙、ちょっと来い」


魔理沙が不思議に思いながらこっちに来た。


「なんだぜ?」




バチンッ 




俺は魔理沙の頬を叩いた。


「!?」


魔理沙は何が起きたか分からない目をしている。


「お前な‥もしあれで相手が死んだらどうすんだ!それで悲しむ人がでる、それをどう責任を取るんだよ!!」


「だから、魔女だから死なないって」


「そうゆう意味じゃねえ!

死ぬ死なないじゃなくてな、傷付いて悲しまねえ奴がいるわけねえんだよ!!

それともお前は仲間が傷付いても悲しまねえのか!?」


「‥‥それは、悲しいぜ‥今も‥‥悠治が、私のせいで傷付いたのが‥‥

ごめん‥私のせいで‥悠治が‥本当に‥ごめん‥」


魔理沙は顔を伏せ、その上から帽子で顔を隠す。


「わりぃ‥言い過ぎた‥俺は大丈夫だし、あの子だって大怪我せずに済んだし、魔理沙も怪我をせずに済んだからな

だから顔を伏せるなよ」


「ごめん‥それは‥ちょっと‥無理‥」


「魔理沙‥‥」


俺は魔理沙を抱き寄せた。


「え!?///」


「自分を責めすぎるな、魔理沙は心は強い。でも、溜めすぎるなよ?泣きたいときは泣け、俺が全部受け止めるから」


「悠‥治‥‥う、うわあああぁぁぁん」


「良いぞ、全部吐き出せ」




俺は、魔理沙が泣き止むまでずっと抱き寄せていた。



もうほんとに申し訳ありません。


なんか言われる前に幾つか書いときます。






Q.悠治の過去とは?


A.過去編をやりたくてやってしまいました。




Q.魔理沙にフラグ?


A.完璧にそうなりましたね‥‥何をやってんだ俺は‥‥‥


まだまだおかしいなと思う所がありましたら言ってください。最善を尽くします。


というかまず、自分を修正したいです‥


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