十四話:恋する魔法使い
タイトルを見れば大体お察し出来るでしょう。
今回はかなり短いです。主人公も一応出てきます。
では、彼女いない歴=年齢の作者が書いた恋愛話です。
今更だけどキャラ崩壊してるな‥‥
追記:誤字がありましたので、再投稿です。ご迷惑を掛けました。
~霊夢Side~
悠治が修業に出て数日が経った。私はいつも通り境内の掃除を済ませて、縁側で寛いでいる。
「相変わらず平和ねぇ~」
お茶を飲んでいると一人の少女が現れた。
「よ、よう霊夢‥ゆ、悠治はいるのか?」
「あら魔理沙、悠治はいないわよ?」
「そうか‥‥なら良いんだ‥‥」
魔理沙は少し残念そうな顔をしながら私の横に座った。
「‥‥」
「‥‥」
何よこの空気‥‥せっかくの穏やかな気分が台なしじゃない‥‥
私が心の中で愚痴っていると、魔理沙が話し出した。
「な、なあ霊夢‥‥悠治ってどんな奴なんだぜ?」
「はぁ?いきなり何言ってんのよ。
ん~まあ、結構気が利くし、仕事もテキパキと出来る奴ね。魔理沙もよく知ってるでしょ?」
「う、うん‥‥」
また魔理沙が黙り込み、沈黙が続く。
「‥‥」
「‥‥ああ!もう!!言いたいことがあるなら言ってよね!黙ってちゃ分からないでしょ!!」
「そ、それが分かったら苦労しないんだぜ!!」
魔理沙は顔を赤くしながらそう言った。
分からないって‥‥
「何がよ?」
「え‥‥?」
「何が分からないのよ?」
私がそう言うと、少し俯いてからまた話し出した。
「じ、自分の気持ちにだぜ‥‥」
「は?」
「今の私自身の気持ちが分からないんだぜ‥‥」
正直、魔理沙が言っていることがよく分からなかった。でも、親友として相談に乗ることにした。(なんか私らしくないわね‥‥)
「魔理沙は誰かに対する気持ちが分からないの?」
「うん‥‥私は、悠治を見るとドキドキする‥‥言葉が詰まる‥‥それが何故だか分からないんだ‥‥」
‥‥そうゆうことか。というか殆ど答えを言ってるものじゃない。
「恋は盲目‥‥とはよく言ったものね」
「え‥‥?」
「魔理沙、悠治のこと好きなんでしょ?」
私がそう言うと、魔理沙は目を丸くして驚いた。
「わ、私が‥ゆゆ悠治のこと好き!?///」
「動揺しすぎよ、あんたの言ったことを聞けば誰でも分かるわよ」
「それって‥‥どうゆうことだぜ‥‥?」
「どうゆうって、いい加減分かりなさい。悠治に恋愛感情を抱いているんでしょ?」
恋愛感情って言葉が引き金になったのか、魔理沙の顔が真っ赤になり頭から煙が出た。
しばらく真っ赤になっていた魔理沙が、落ち着き、深呼吸をしてから話した。
「そっか‥‥私、ずっと悠治のことが好きだったんだな」
「自分のスペルカードに恋って付けてるくせに恋心に気付かないのって可笑しいわよ」クスッ
「だ、だってこんな気持ちになったの初めてだから、仕方ないんだぜ!!」
私が笑うと、魔理沙が慌てて言い返す。
こういう魔理沙も新鮮で面白いわね。
「そういや、悠治って何処に行ったんだ?」
「ああ、あいつは今修業に行ってるわ」
「修業!?なんでいきなり修業だなんて、そんなこと一言も聞いてないぜ?」
「そりゃ、あいつ自身が他の人には言うなって言ったからよ」
私はそう言ってからお茶を飲む。隣にいる魔理沙は訳が分からないって顔をしている。
「何処に向かったんだ?」
「行ってどうするの?行ったとしても邪魔になるだけよ?あいつのことを好きなら信じなさい」
「‥‥ああ、分かった。なら悠治の代わりに出来ることがあるなら‥‥」
「なら、悠治がいない間此処で働いてくれる?」
私の言葉を聞くなりそそくさと箒に乗り、飛び立とうとする。
「何処に行こうとしてるのかしら?」
「い、いやぁ‥そろそろ帰ろうかと‥‥ちょ、その笑顔恐い!!」
「悠治の代わりはどうするの?」
「だって、元は霊夢一人でやってたことだか‥‥ら‥‥や、やめ‥‥悠治ぃぃぃぃ!!助けてくれぇぇぇぇぇ!!」
叫んでいる魔理沙を無視し、引っ張って居間に入って行った。
「イックシッ!?」
「風邪か?体調管理せんといかんぞ?」
「いや、大丈夫っす。‥誰か噂でもしてんのか?‥‥まあいっか」
~魔理沙Side~
「意外と似合うじゃない」
「ううう‥‥恥ずかしいぜ‥‥///」
今、私はいつもの服は着ていない。
「いつも気になっていたんだが、なんで脇が空いているんだぜ?」
「文句ある?」
「い、いえ!!何も!!」
霊夢が着ているのと同じ巫女服を着ている。
「神社で働くんなら、ちゃんとした格好をしなきゃね」
「こんな格好‥‥誰かに見られたら「あやややや!?珍しい場面に出会えましたね」!?てめぇ!!文屋!!」
障子あけて、天狗の射命丸文がカメラ片手に飛び込んできた。
「おお、魔理沙さんの巫女服ですか~。これは良いネタになりますね!」パシャパシャ
「勝手に撮るな!!」
こんなの悠治なんかに見られたら恥ずかしくて顔を合わせにくくなる!!
「全く‥‥騒がしいわね」
「霊夢も呆れてないで手伝ってくれ!!」
「魔理沙さん?何赤くなっているんですか?あの外来人に見せたくないんですか?」
「な///!?」
「その顔もらいました!!」パシャッ
この天狗ぅぅ‥‥ぶっとばす!!
「ぬがああああぁぁぁぁ!!」
「ほらほら♪動きが単調になってきましたよ?」
「はぁ‥‥子供ね‥‥」
霊夢は呆れながら弄られている魔理沙を眺めていた。
いやぁなんで後半がこうなったのか自分は分かりません。
一つ分かることは、書くことが無かったからこうなった。
もう‥‥なんかすいません‥‥
誤字などありましたら感想にて。