第12話「選挙カー爆破大作戦!静かな選挙を取り戻せ!」
異世界首都・選挙管理塔──
俺たちは、異世界史上最も騒がしい制度に立ち向かっていた。
「次なる敵は──“爆音選挙カー文化”です♡」
リエルがキラキラ笑顔で爆弾発言。
「異世界選挙では“音量の大きさ”が票に繋がる謎ルール♡最大デシベル制限なし♡」
「選挙=騒音テロ……って、地獄かよ!」
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今日の対戦相手は、選挙管理庁選挙騒音推進課課長──
ドカドカ・ウルサイン。
「吠えろ!叫べ!騒音こそ民主主義の花だァァ!!」
背後には魔改造選挙カー、【魔音砲ギガント号】。
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討論開始!
ウルサイン「静かな選挙は民意の死!」
俺「爆音で洗脳される選挙は民主主義の死だ!」
クラリス「実際、爆音選挙区域の“投票率と幸福度”は最低よ」
ミャウルが一句。
「静けさと
選挙の権利
共にあり」
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俺は叫ぶ!
「発動──【静音選挙魔法・耳と心の幸福結界】!」
ズゴォォン!!
国民アンケート魔法起動!
《うるさい選挙カーは嫌だ》《静かに政策聞きたい》《騒音より議論しろ!》
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ウルサイン「それでも!!音量最大化魔法【ガンガン大勝利アナウンス】!!!」
議事堂が揺れる爆音!!
だが──俺たちは負けない。
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俺「この国に静かな夜を返す!
帰宅後の平穏を、子供の寝顔を守る!!」
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最後の一撃──【静音幸福討論・家族団欒フィナーレ】!!!
爆音選挙カー崩壊。民意は静かな選挙を選んだ。
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リエル「残業ゼロ党、討論12連勝達成♡」
俺は笑った。
「次こそ“普通の暮らし”を取り戻す!」
ミャウル「まずは……定時帰宅から、だな」
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異世界改革、道半ば──
だが俺たちは進む。
──静かな日常と笑顔のために!
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(第2部 完)




