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ずっと待たせてごめん、やっとキミを迎えに来たよ!

作者: 七瀬





“ずっと待たせてごめん、やっとキミを迎えに来たよ!”



私の初恋の男性ひとに私はこう言われる。

彼は私と幼馴染で、私はずっと大人になっても彼の事だけが好きだった。

でも彼は? “私をただの幼馴染としてしか見ていなかった為、”

随分と遠回りをしたと思う。



私と彼が最初に出逢ったのは、、、?

団地の隣同士で、お母さん同士も仲が良かったのもあるのかもしれない。

同じ歳で、産まれた病院も同じ病院。

お互いのお母さん同士も、凄く気が合うのか?

大人になっても私達の関係も、お母さん達の関係も変わる事はなかった。

お互い大人になったら? お母さん同士が私と彼が結婚してくれる事を

物凄く望んでいたし、いつも私は彼のお母さんと一緒に彼の家で料理を

作る事もあった。

私の母はパートが夕方頃終わると? 私達と一緒に晩ご飯を食べる事が

凄く多かった。

私の父親は転勤で、なかなか家に戻って来れなかったし。

彼の父親も彼が産まれて仕事中に亡くなったらしい。

“だからお互いの父親が居ない分、彼が父親のような立ち位置に居たの

かもしれない!

私や私の母親、それと彼の母親に対して凄く“頼りがいのある父親代わり

になる男性に彼は成長していったわ!“

彼の優しさや厳しさも私達親子や彼の母親も良く理解しているしね。




・・・だからなのか?

“彼は私に対しても、自分の娘のように接していたのだと思うの。“



『ママ! どうしてもこの子を家族に迎えたいの! 飼ってくれないかな?』

『ダメよ! ママ、猫アレルギーだし!』

『でもこの子を飼いたい!』

『ヒヨ、おばさんが困ってるんだろう。』

『・・・で、でも?』

『じゃあ、ウチで飼おうか!“』

『えぇ!?』

『母さん! いいだろう?』

『ええ、いいわよ! ウチはペットも飼える団地だし、ウチで飼いましょう。』

『ありがとう! 陸、みっちゃん!』

『本当にごめんなさいね、うちの子のワガママ聞いてくれて!』

『いいのよ! ココの団地は別にペット禁止じゃないし、それに何時も

陸がワタシの傍に居てくれる訳じゃないから、猫が居ればワタシも寂しく

ないわ!』

『道子さん!』

『みっちゃん大好きー!』

『調子いい奴だな~』

『陸もありがとう!』

『・・・まあ、いいよ。』

『“陸、顔が赤いわよ!”』

『バーカ!赤くねーよ!』

『陸君、本当にありがとうね。』

『・・・ううん。』




私は何時も頼れる“りくが大好きだ!“

いつも私のピンチの時は、陸が難なく解決してくれる。

魔法のような彼の振舞や言葉にいつも私は助けられていたわ。




・・・でも? “りくは、私の事を女性としては一度も見てくれる

事はなく、いつも違う女の子が陸の隣に居たの。“

私はその都度、“心が傷ついた!“

彼の事を諦める事も出来ず、ずっとズルズル彼を好きでい続ける事が本当

にいい事なのか? もう分からなくなっていたのよ。









 *






・・・でも、月日も流れて行き。

私も彼も35歳になり、“彼は結婚を2回し、離婚を2回したわ。“

私はずっと独身を貫いた!

そんな時、私の母が職場で心臓発作で倒れそのまま帰らぬ人に

なってしまったの。

私は悲しみに打ちひしがれたけど?

彼の母親もその1週間後に、病気で亡くなってしまったわ。

”本当に私の母と彼のお母さんは、ずっと仲が良かったのもあり、

双子の姉妹のように私達が居ない時も、いつも一緒に居たぐらい”

なんでも分かり合える“姉妹“のような存在だったの。

だから私の母が亡くなった時、一番悲しんだのは? 私よりみっちゃん

だったのかもしれない!

その悲しみがたった1週間で母の後を追うように亡くなってしまった。

私も彼も凄く辛かったけど? 

そんな時でも彼は私に寄りそって支えてくれたわ。

だから私は思い切って自分の気持ちを彼に伝える事にしたの!




『“こんな時に、こんな事を言うのは違う事は分かるってるけど、

どうしても私の気持ちを陸に伝えたくて! 私は陸だけが好き!

今ままでだって私は陸しか見てなかった! 私の母もみっちゃんも

私達が一緒になる事を望んでいたのに、本当に申し訳ない気持ちで

いっぱいだけど、それでも私は貴方と一緒に残りの人生を生きて

いきたいと本気で想ってる!”』

『・・・ヒ、ヒヨ、』

『”・・・ど、どうして私じゃダメなの?”』

『えぇ!?』

『私はずっと陸しかダメなのに、陸は他の女性と2回も結婚して、』

『“俺が誰よりも大事に想ってるのはいつだってヒヨだけだから!”』

『えぇ!?』

『本当に大切にしたいと想ってるからこそ! 一緒になれないと俺は

想ってて、でも違うんだよな、それって、』

『・・・り、陸?』

『“ずっと待たせてごめん、やっとヒヨを迎えに行けそうだ!”』

『陸!』

『”俺と一緒になってくれないか。”』

『うん!』






・・・凄く私達は、遠回りをしたけど?

やっと大好きな彼と私は一緒になれたわ!

こんな幸せな事はないと想っている!

きっと亡くなった私の母もみっちゃんも、天国で喜んでくれてる

と思うんだ!

”私、やっと大好きな陸と一緒になれたよ、絶対に幸せなるからね!”

ふたりが生きてたら? そう言ってあげたかったわ。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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あと一センチの恋を思わせるじれじれのラブストーリーにキュンキュンしました。 だいえんだん!よかった!
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