90 洞窟の場所
「こほん!一旦それは置いといて、その魔物はどこにでてくるの?」
リンはそう言って地図を持ってきた。
おーこの地図わかりやすい!小さな街や村、ダンジョンや洞窟を細かくかいてある。しかもその道中の道や森、危険な場所なども書いてある!
ひどいものだと、街の名前が書いてあるだけのものなどもある。
始めたばかりの冒険者など、お金のないものはそういったものを使っているらしい。
流石に私はもう少しいいのをつかっている。
まあ、リンの持ってきたやつには遠くおよばないが。
私はそんな事を考えながら目的の洞窟を探していく。
「あ!ここ!」
私はそう言ってある小さな洞窟を指差した。
「へーこんなとこに洞窟なんてあったんだ。」
リンはそう言って私の指したところをまじまじとみている。
「そうだね。そこまで大きくないし、ここからも離れてるからそこまで知名度はないと思う。」
「あー確かに結構遠いね。馬車だと丸一日かかるかもね。」
私の言葉にリンは難しそうにそう言った。
確かに馬車ならそのぐらいかかるかもしれない。
だが!
「まあ、グラなら30分もあれば着くけどね!」
「・・え!?」
「え?」
私の自慢げな言葉にリンは意味がわからないといった感じだ。
「え、いや流石に冗談だよね?」
「いや、ガチだけど?」
「「・・・・」」
しばらく私とリンの間に沈黙が流れる。
ほんの数秒のことなのだが、その時はだいぶ長く感じた。
最初に声を出したのはリンだ。
「・・よし。馬車でいこう。」
「なんでよ!?」




