85 二人の悩み。
放課後〜
あーどうしよう。確かに彼らには強くなってもらいたいけど、だからって私が何したらいいのさ。
だが、まあ、確かにやりたい事はある。
だってなんか師匠ってかっこいいじゃん!!
しかも主人公の!でも、それは理想であって、現実にできるものではない。
はあ、どうしようかな。
私が部屋で悩んでると、廊下からドタドタと走る音がする。
何事だと、私がドアを開け、廊下をみると、リンが半泣きで、私の前までやってきた。
「助けてーさおー!!」
今度はなんだよ!
「えっと?リン?どうしたの?」
とりあえずリンを中に入れ、何があったのか聞いてみる。
「うぅ、今、家の冒険者ギルドが忙しくてどうしたらいいか。」
リンが涙目になりながらそう言った。
え?それだけ?もっと深刻な事かと思ったのに。
えー今それどころじゃないし、追い返そうかな?
私がそんな事を考えているとリンが睨んできた。
「今たいした事ないって思ったでしょ!!」
ギク!なぜバレた!だってこっちはこっちで弟子にして問題があるんだもん!!
そりゃ、なんか取り返しのつかない事件とかに巻き込まれているならまだしも、ただ店が忙しいだけで言われても今は手伝う事ができない。
てか、何手伝えと?
「本当にやばいんだって!冒険者ギルドの名誉に関わる事なんだ!!」
え、そんなに?大袈裟じゃない?てか、リンって心読めるのかな?取り返しのつかない事にしてきたんだけど?
「えっと、とりあえず話は聞くよ。」
そんな事を言われれば無視するわけにはいかない。
とりあえず、話を聞いてから決めてもいいだろう。
「えっと簡単に言うと、僕が趣味で作った魔道具がバカ売れした。」
・・・・ん!?




