番外編 さおとリンのひととき
「あ!そういえば!この話が出来てから一周年がたったね!ねえ!さお?」
僕はさおと一緒に千羽鶴を作っている途中ふと思い出した。
隣のさおをみると、少し不機嫌そうに紙を折っている。
「・・・キレていい?」
さおはやっと喋ったかと思えばそんな事をいいだした。
いや何に?
「えっと、なんで?」
僕はさおに直接聞いてみる事にした。
「エリさんがゴーレム送ってきたって言ってきて意味不明なのに、これがその続きじゃない事だよ!!」
僕が尋ねるとさおは少し怒ったようにそう叫んだ。
えーそんな事言われてもなー
「僕に言われてもこまるよ。作ってる人にいって。」
「八つ当たりだよ!ゲームで、腹たったとき、にいちゃんを叩きにいくようなもん!」
お兄さんが不憫すぎる。
何もしてないのに叩かれるなんて。
「まあ、何食わぬ顔で、家事やってるんだけどね!」
強いな。あと、家事をやっている人を邪魔しちゃいかんだろ。
もっと他の時にやれよ。
「てかさーなんで鶴おってるの?」
さおが、急にそんな事を言ってきた。
「あー実はさ。さおが倒れた時に皆んなで千羽鶴を作ろうと思ったんだけど、誰も折れなくて、結局未完成だから、今日のうちに完成させたくて!」
僕はさおにそう説明した。
「千羽鶴が1日で完成するわけないじゃん。
はあ、全然出来ないし!」
さおの言葉を聞いて見てみると、ぐちゃぐちゃになった紙の山があった。
あ、人選みすった。




