76 エリさんの興味。
エリ視点〜
「さお!!」
私が魔人の魔王軍兵士と言い争いをしているとさおが操られてしまい私はあせってそう叫んだ。
魔人は戦闘能力こそ弱いが洗脳能力は優れている。
私達エルフに当然通用するはずもない。だが、しかし、人間は高い精神力とレベルがないといけないのだ。
私がさおを助ける方法を考えていると、魔人に捕まっているさおが思いっきり魔人殴っていた。
魔人は大きく吹き飛び気絶してしまった。
「「「「「!?」」」」」
私を含め、見ていたものたちが困惑した。
それは仕方のない事。なぜなら操られていたはずのさおが魔人を殴ったのだから。
そして、いくら魔人だとしても、人間が殴ったくらいではびくともしないはずなのだ。
だが、今回はちがう。魔人は大きく吹き飛び気絶までしている。
私たちが困惑してると、さおが怒ったように魔人に向かって大きな声で言った。
「おい!さっきから私の言葉を無視して!エリさんに用事があるならよそでしろ!!こちとら宿題で一睡もしてねーんだよ!!私の睡眠邪魔すんな!!」
さおが無事でほっとしたのと同時にその発言内容に少し呆れてしまう。
まあ、無事のようだしよいか。
それにしても魔人を一撃で倒すとは・・面白い!
私はそう思いながら、騒ぎが収まるのを待っていた。




