表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/106

72 帰宅。

カイは見事にグロース・デビルバットを倒してくれた。

そして、なぜかお礼を言われた。


何かしたかな? てっきり文句を言われるものかと思っていたが。

まあ、悪い気はしないが・・・


それはともかく、カイが倒したデビルバットは素材となっていた。

落ちている素材を見る限り、爪、皮、牙、魔石がある。


「へー、カイ君が斬ったら素材になるんだ。」


ホシもそのことに気づいたのか、そう言っている。


「はい、そうみたいですね。この素材は山分けでいいですか?」


「「え! いいの!?」」


カイの言葉に、私とホシの声が重なった。


「はい! 特に使い道ないですしね。」


私たちの反応を見て、カイが笑顔で言ってくれた。


それじゃあ、お言葉に甘えよう!

うーん、何にしようかな? やっぱり魔石が一番使いやすいかな?

よし! こんな時は、レベルの上がった鑑定スキルの出番!


私はそう思い、それぞれ魔石、爪、牙を鑑定していった。


ふむふむ。あとは、皮かな。


そして、私は皮を鑑定した。


あ! いいじゃん!


私は迷いなく皮を選んだ。

ちなみに、他のみんなは、青江が牙、ホシが魔石、カイが爪になった。

特に誰も文句を言わなかったので、これで決まりだろう。


そして、私たちはもう少し探索してから、学園に帰ってきた。


「今日はありがとな!」


青江たちにお礼を言われ、それぞれ帰っていった。


「ただいま。」


私は恐る恐る部屋のドアを開けた。


「あ! 姉さん、おかえりなさい!」


部屋に入ると、ルイが出迎えてくれた。


ふう、よかった。今回は怒っていないみたいだ。


「あっ、そうだ姉さん。今日は僕の考えたスープがあるんです! すみません、また夏なのにスープを作ってしまいました。」


「いや、嬉しいよ! それで、どんなスープなの?」


私は机に座り、ルイにそう言った。


「ふふ、今回はかぼちゃを潰したものに、ミルクと塩コショウを入れてみました! これをスープというかどうかはわかりませんが、とりあえず僕が考えた名前は、潰しかぼちゃドロドロスープです!」


ルイがスープを持って、そう説明してくれた。


おお、これはかぼちゃスープ。

ルイのネーミングセンスはともかく、美味しそうだ!


まあ、しょうがないよね。スープというものも、私がこの前教えたばかりだから、ルイにとっては謎の料理なのだろう。

それでも、この名前は食欲をなくすので、あとで訂正しておこう。


それにしても、レシピもなしに、よく1からこんなものを作れたな。

さすがルイ! 天才だ!


だが、問題は味だ!


そう思い、私はかぼちゃスープ・・もとい、潰しかぼちゃドロドロスープを飲んだ。


やっぱりこの名前はダメだな。食欲がなくなる。


それはさておき、とても美味しい!

一瞬叫びそうになったほどだ。


「どっ、どうですか?」


ルイが私に恐る恐る聞いてきた。


「めっちゃ美味しい!」


私はルイに笑顔でそう返した。


すると、ルイはとても嬉しそうに笑った。


「ありがとうございます! それが・・実は作りすぎてしまって・・・」


「ん?」


ルイの持ってきた鍋を見ると、何十人前だ? ってくらいのかぼちゃスープが入っていた。


「「・・・」」


そして、私たちはお互いに顔を見合わせて苦笑いを浮かべた。


結局、みんなにも協力してもらい、無事に食べきることに成功した。

ちなみに、エリさんとエルさんが気に入りすぎて、ルイが大忙しになるのはまた別の話である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ