68 森の魔物。
森をしばらく進んでいくと、魔物に遭遇するようになった。
最初はホシとカイが叫んでうるさかったが、今は・・
「あはは、これは夢だ!これは夢だ!こんなに高ランクの魔物がいっぱいいるわけがない。」
「僕、ダンジョンにいた魔物がかわいく見えてきました!」
と、いう具合にさっきよりだいぶしずかになってはいる。
少し、発言内容が心配ではあるが・・
ていうか、二人はまだたたかってすらいないんだけどね!
まあ、そういう、私と青江もまだ、戦っていないのだが。
では誰が倒しているのか、それは・・グラだ!
さすがAランクなだけあって、次々と魔物を倒していく。
だが、グラばかりが倒すと、私達のレベルが上がらないので、少し注意するとしよう!
「グラ、私達もレベルを上げないといけないから、少し狩るのをやめてくれる?」
「・・・グゥ。」
私の言葉をきいた、グラがあからさまにショックを受けている。
申し訳ないが、今回は諦めてもらおう。
それと、満面の笑みで魔物を倒すのはどうかとおもう。
それだけ、戦いが好きなのだろうが・・なんかねえ?
まあ、今度また、ここに連れてきてあげるか。
そう考えていると、グラ以外からも反対意見が出てきた。
「ちょっと!グラが戦わないってことは私達が戦うの!?」
「流石に野蛮ですよ!」
そう、それはホシとカイだ。いままで、しずかにしていたのと一変大声でそういってくる。
いや、なんのためにきたんだよ!
と、私は心のなかでツッコミをいれる。
だが、そんなことをお構いなしに、私達の前に一匹の狼らしき魔物が現れた。
げ!あれ、シルトウルフじゃん!
まあ、一匹なだけましか。
あの魔物はCランク。とても、凶暴で、見つかれば最後と、言われているらしい。
いや、まあ、攻撃力も厄介ちゃ厄介なのだが、慎重に回避すれば対応できなくはない。
だが!シルトウルフの恐ろしいところはここじゃない!
一番厄介なのは、その防御力だ!シルトウルフに近づくのは、中々大変なのだ。その上グレンデル同様、魔法が効かないのだ。ていうか、これはほぼグレンデルだ!グレンデルの上位ばん!
ちなみに、剣で攻撃するなら、急所にクリティカルヒット10回は起こさないといけない。
今回は一匹だが、群れで遭遇することが多いため、だいぶ危険種だ。
まあ、全然倒せないわけではないが、何回も攻撃しないと行けないので正直苦手だ。
まあ、経験値はある方だけど・・
はあ、でも、出会ったからには戦わないとね。
ていうか、相手が逃してくれなさそう。
とりあえず、フラの実力も試したいし今回は私が戦おう。
みんなは戦い方もわからないだろうからね!
ふう、とりあえず!フラの力試しといきますか!




