63 フラガラッハさん!?
「えっと、この剣の名前はフラガラッハって言うみたい。自我を持ってて、命令すれば勝手に戦うけど、主人として認められるのはかなり難しいらしい。それに、主人が致命傷を受けたら代わりに傷を受けて守ってくれるんだって。」
私の説明にリンとルイは目を見開いた。
「なにそれ、めちゃくちゃ強くない!?自我を持つ剣なんて聞いたことないよ!」
リンが興奮気味に声を上げる。
「まあ、でも、主人と認められるかわからないし、回復に必要な魔力量もわからないけどね。」
「それでも、大発見だよ!そもそも、新しい剣が見つかることだけでもすごいのに、この能力なら、注目されること間違いなしだね!多分公表したら、この剣を奪いに盗賊や冒険者がやってくるかもね。」
リンが最後少し意地悪そうな笑みを見せていった。
「え!絶対嫌なんだけど!リン!公表しないでよ!」
「わかってるよ!ダンジョンと剣の件はここだけのひみつね!」
私の言葉に、リンがそう言ってくれた。
それにしても、なんでダンジョンも秘密なんだろ?
まあ、その辺はリンに任せておけばいいか。
「それにしても、このフラガラッハ?さんについてる魔石綺麗ですね!」
ルイがそう言った。
フラガラッハ、フルネームなんだ。でも、確かに剣ってより、名前の方がいいか。
でも、長いんだよなー。
あ!そうだ、フルネームじゃなくても、あだ名みたいなので呼べばいいや!フラガラッハだし、フラって呼ぼうかな!
あ!そういえばルイが魔石とか言ってたな。
私はフラの方に視線を向けた。
確かに、フラには、綺麗な魔石がついていた。
「本当だ!きれいだね!」
リンも気付いたのか、そう言っている。
「あっ!そういえば、自我があるんでしたよね!
えっと、僕は姉さんの弟のルイです!よろしくお願いします!フラガラッハさん!」
なぜかルイが、フラに向かって自己紹介を始めた。
その瞬間、フラの魔石が少し光った。
「!応えてくれました!」
「「・・・」」
ルイの言葉に私とリンは固まった。
「会話もできるの?」
「いやいや!たまたまでしょ!
えっと、僕はさおの友達のリンだよ!」
私の言葉にリンも自己紹介をした。
そしてまた、フラの魔石が光った。
「「・・・」」




