18 最初の授業
授業中〜
はー暇。魔法の基礎しか教えてくれない。
そんなのなら、3歳ぐらいの時に覚えたよ。
まあ学校初日ならこんなものか。
私のクラスの先生は若い女の人だ。
歳は見た感じ、20歳ぐらいだろう。
でもまぁわかりやすいっちゃわかりやすいよね。
知ってるからヒマってだけで。
だけどまぁ、みんなのために少しだけ説明しよう。
簡単に言うと、今は魔法のタイプの授業だけど、
基本的に魔法は6種類ある。
火、水、草、風、土、雷。
水は火に強くて、火は風に強い、風は草に強い、草は土に強い、
土は雷に強くて、雷は水に強い。
よくゲームにあるタイプ相性だね。
そして得意魔法は、私は草と水なんだけど、
得意魔法のタイプは憶えやすいし威力も少し上がるから、
基本的には自分の得意タイプの魔法を憶えるのがいいかな。
~チャイム~
お、授業が終わったみたいだね。
なんか、この音楽を聞くと学校を思い出すよ。
それにしてもさ、
入学式が終わったんだから宿に帰らせてくれたらいいのに。
・・まぁ宿に帰ってもやることないか。ゲームないし。
【昼休み】
「姉さん、食堂に行こう!」
うーん、でも食堂っておいしいのがある気がしない。
だから私が家にいるときに卵焼きを作って、
ルイのアイテムボックスに入れておいてもらったのだよ。
「昨日作った卵焼きがルイのアイテムボックスに入ってるでしょ。
今日はそれを食べようよ。」
「そういえば入れてたね。じゃぁ屋上に行く?」
「やっぱり姉さんが焼いた卵焼きは美味しいね。」
まぁ前世の卵焼きの方が美味しかったと思うけど(材料も良いし)
ちなみにわたしの好きな卵焼きはチーズ入りだ。
!?誰かこっちを見てるな。
「誰ですか?」
ルイも気づいたみたいで、食べるのをやめた。
「ごめんごめん、その卵焼きが美味しそうだったから。」
どうやら隠れていたのは、
ルイと第2試験でペアを組んでいた女の子みたいだね。
そういえば授業が始まる前に自己紹介があったんだけど、、
~30分前~
「それでは皆さん、自己紹介をします。
では前から順に名前と年を言ってください。」
自己紹介か、青江以外の名前は知らないしありがたい。
ルイとペアを組んでいた子もいるけど名前は知らないし。
あ、次わたしの番だ。
「えっと、名前はさおで、年は12です。」
「はい、では次の人。」
次はルイとペアを組んでいた女の子みたいだね。
「僕の名前は紅葉りんだ。年齢は12歳。よろしく。」
あれ、紅葉って苗字か?てことは貴族!?
それにしてはしゃべり方も見た目も貴族っぽさがまるで無いな。
まぁいいけど。
「紅葉ってあの有名な貴族か?」
「まじで!?冒険者ギルドを立ち上げたという!?」
え、ルイと組んでた子ってそんなすごい人だったの?
なんやかんやでこの学園ってすごいの?
まぁ上級学園だから、そうか。
てかさっきから視線を感じると思ったら、
りんのボディーガードか。
~現在~
あ、あのお貴族様か。確か名前はりんだったっけ。
てか卵焼きが美味しそうって言ってたな。
あげた方がいいのかな。
でも、もし口に合わなかったら怖いし・・
~チャイム~
あ、これはお昼休み終わりのチャイム。
これなら授業に戻るといって切り抜けられる。
「もう授業が始まるのですみません。」
「じゃぁりんさん、僕も教室に戻ります。」
「・・・・。」




