11 第二次試験開始!
あっ、あそこにいるのカイじゃん!?
いや当然か。カイはゲームの準主人公であり、
初めのバッドエンドに繋がるキャラでもある。
簡単に言うと、カイが闇落ちする。
試験官はDランクも出ると言ってたけど、
実はこの森の主はCランクのグレンデルだ。
まあ巨人だね。
それでカイのチームに襲いかかってくるんだけど、
バッドエンドシナリオでは、
カイのパートナーはすぐさま逃げるんだよね。
カイは臆病でたいして強くないから、
大怪我を負ってしまって、それがきっかけで闇落ちする。
そのあと強くなって、人類に復讐を始める。
いや、さすがに逆恨みにも程があるよ!?
でもそれは、カイが昔からいじめにあってたのにも
原因があるかもしれない。・・・・・
だから主人公とチームを組ませないといけないんだけど。・・・
ヒロインのホシが主人公をしつこく誘ってくるんだよね。
まるでそうしないとゲームが
進まないんじゃないかって思うぐらい。
で、いまがその真っ最中・・・
「ねぇ一緒に組まない?」
「うーん、そうだね。別に組む人もいないしいいよ。」
おい、そこは断れ!カイが組む相手いなくて困ってたじゃないか!
お前はなんとなくホシと組んだのか知らないけど、
今の行動で世界が滅びるんだぞ!
まあ、どうなるか知らないと回避は無理か。
しょうがない私が組もう。
本当はルイを守りたかったんだけど。
ルイは強いしここに出る魔物ぐらいなら問題ないだろう。
「姉さん、一緒に組まない?」
ルイが誘ってきた。
「ごめん!ルイ!私他の人と組んでみたいから。」
すまん!私の人生に関わる事なんだ!今回こそは大人になりたい!まあなったからなんだって気もするが。とりあえず、長生きしたいのでここは断ろう。
「そっか、わかった!僕も違う人と組んでみる。」
ルイはそう言っているが、声のトーンが少し下がっている。
う!ちょっと心が痛むけど、しょうがない。じゃあ後は・・
「あの、よかったら一緒に組んでくれませんか?」
私はカイにそう話しかけた。
「えっ?あっ、ええっとー、よろしくお願いします?」
カイは突然の事でびっくりしていたが、了承してくれた。多分。
「全員グループが決まったようだな。
それでは、第二次試験を開催する。」




