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96 リンとシュウ

私はまずリンの紹介をした。


「この子はリン。同じ魔法学園に通ってるんだ。リンの作った魔道具が人気になりすぎて、追加で作るための素材集めに洞窟に来たんだけど、ドラゴンに襲われたから倒した時に私はグラから落ちたんだ。」


「うん、情報量が多くて半分ぐらい分からなかったけどよろしく。ん?ドラゴン倒したってウソだよね?」


シュウは困ったような顔をしていたが、何でか分からないので放っておく。次はシュウの紹介をしなきゃ。


「リン、この子はシュウ。風魔法で私を助けてくれたの。」


「よろしく、さおを助けてくれてありがとう。何かお礼をしたいけど、今は何もないから街に来たら訪ねて来てよ。紅葉リンの恩人だって言ってくれたら案内してもらえると思うから。」


「え?紅葉家のお嬢様?お貴族様じゃないか、それを早く言ってよ!すみません、何もおもてなし出来なくて。あの、お礼とかいいですので気にしないで下さい。」


シュウはリンがお貴族と知って慌てて敬語を使い始めた。


「敬語じゃなくていいよ。」


私はシュウに言ってあげた。


「それ、普通は僕が言うんだよ。」


リンが苦笑いした。まぁいいけど、と続ける。


「ところでシュウは森に住んでるの?それとも、何か目的があって森に来てるの?」


リンとシュウの紹介が済んだので私は本題に入った。ずっと気になってたのだが、リン達を探すのが優先だと思って聞けてなかったのだ。


「俺はクルトンを取りにこの森に来たんだけど、思ったより時間がかかって夕方になっちゃって、カーブバットに襲われたんだ。その時に大事な鞄を取られたから、取り返したかったんだけど、洞窟に入るのは危険だからすぐには行けなくて。ここを拠点にカーブバットを観察しながら、取り返す隙をうかがってるんだ。」


そうだった。この森はクルトンが取れるんだった。ゲームの時に集めまくった憶えがある。夢中で集めていて夕方になると、カーブバットの大群に襲われて詰む。思い出したら腹が立ってきた。カーブバット、ここであったが100年目だわ!


おっと、クルトンって何か気になるよね。固いパンクズ、では無くこの辺りだけで取れる木の実だ。このゲームの回復アイテムがバカ高いことは言ったと思うが、回復アイテムが無くてもこのクルトンを食べるとHPを1回復出来るのだ!これはスゴイ。リアルになった今、HP回復のために木の実を生で食べるかというと悩むところではあるけどね。


って話がそれた。シュウは洞窟に行きたいのか。カーブバットは量が多くて厄介だ。よし、私たちも洞窟に用があるし、一緒に連れて行こう。そうと決まれば足手まといにならないか、鑑定だね。

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