94 知らない天井。
う、ここ・・は?
目を開けると知らない天井だった。
「ん?起きた?」
目を開けると知らない声が聞こえた。
その方向に目を向けると、私より少し年上だと思われる赤い髪の少年がいた。
「えっと、貴方は?私はさお。」
「俺は、"シュウ"だ。てか、お前どこからきたんだ?急に空から落ちてきたからびっくりしたんだぜ?」
シュウの言葉にさおは何が起きたかおもいだす。
そうだ!私、リンと魔石を取りにきたら、ドラゴンに襲われて・・
「!リンは!私と同じくらいの女の子しらない!」
私はシュウに焦ったように問いかける。
「?しらねーな。俺はお前しかみてねーぞ?」
どうやらシュウは知らないようだ。
グラにブレスは当たらなかったよね?
リンは振り落とされてないよね?
私の中にさまざまな不安がよぎる。
いや、今は無事な事を願おう。
グラは強いし、リンにはショウペンだってある!
それよりも・・
「もしかして、貴方が私を助けてくれたの?ありがとう。ちなみにどうやって?」
少し質問しすぎたかと思いつつシュウにそう聞く。
「ああ、急にお前が落ちてきたからな。どうやってって、俺はこう見えて風魔法が得意だからな。女一人浮かせるなんて、朝飯まえだ!ほれ!」
シュウはそう言ってから、証明するように、風魔法を使って私を浮かせる。
すると、私の周りに優しい風が吹き天井に手がつくほどになった。
そして、少しして風が弱くなり、ゆっくりと私をおろしてくれる。
「へーすごい!こんなことができるんだ!色々とありがとね!私、友達を探さないとだから!今は何もできないけど、絶対いつか恩返しするから!」
そう言って私がたちさろうとすると、シュウに勢いよく止められる。
「まてまて!何動こうとしてんだよ!空から落ちたんだぞ!?どんな状況があるかしらねーけど、流石に今動くとすぐぶっ倒れるぞ!大体もう日も暮れてる!見つかるもんも見つかんねーよ!せめて明日にしろ!」
シュウは私の腕を掴み少し怒ったようにそういった。
そして、シュウの言うことがもっとも過ぎて私はおしだまる。
そして、シュウの「一晩とめてやるから!」と言う言葉をきき、私は観念する。
「う、ん、ありがとう。そうさせてもらうよ。」




