一話 「情報不足」
、、、、、、、、、?
(おかしい。なんで病院じゃないんだ。確かあの救急車に運ばれた後、...そういえばいつの間にか
傷がなくなっている。...まだ疲れが残っているのか?とりあえずこの部屋を出てみるか。)
陰野はまだ疲れが残っている体を起こし部屋を出た。廊下には他にも部屋が並んでいる。
(まるでホテルみたいだ。それよりリハビリもしていないのに体が軽い。....あそこにでかい扉
があるな。あそこに入れば何かあるかもしれない。)
大きなドアを開けるとそこにはパーティ会場のような広場があった。そこには大勢の人が集められて
いる。何か統一感がなくサラリーマンのような人も居れば不良のような人も居る。美人もいれば
お世辞にも綺麗とは言えない人もいる。
(なんなんだ?誰かに話を聞いてみるか?)
「あ、あの」
「うん?どこからだ?」
「こっちです。」
「ああごめん気づかなかった..って君は!」
「あ..!もしかして先生?」
「君もここに居たのか!いやあ私もいろいろあってねえ」
「俺はなんか反社の抗争に巻き込まれて撃たれて死んだーって思ってたら救急車に運ばれて..」
「え!傷は大丈夫なのかい!」
「いやなぜか目覚めたら傷跡もなく完治していました。」
「???そんなことがあるのかい?本当に信じられない..」
「先生も救急車で運ばれました?」
「?いや私はタクシーに乗って帰ろうとしたらいつの間にかね。」
「それって何時くらいですかね」
「ああ、風俗..いや何でも無い。残業終わって帰ろうとしたときにタクシーに乗ったらね、
いつの間にかここにいたのだよ。確か23時頃だったかな」
(この先生何やってんだよ...でも時間も全然違うし乗せられた車も違う。本当に
統一性がないな。)
そう思った矢先
バコーーーーーン
突然ステージから轟音が鳴り響いた。
一斉にその場にいた全員がステージを向くとそこには
恐らく外国人と思われる金髪の女性が立っていた。
「ミナサーン。いきなりヘンナトコロに連れてこられ、少シ困惑シタヒトも居るでしょうが、
アンシンしてクダサーイ。ベツニヤバイ組織じゃアリマセーン。皆さんにはスコシ
我々の実験に協力シテもらうダケデース。ちなみに私の名前はリリーデース彼氏イマセーン」
ガヤガヤ
どういうことだ?実験? なんかこれ政府の実験とかで私達選ばれたとか?ウケるー(笑)
「Ohミナサーン。落ち着いてクダサーイ。実験というのはタダタダ闘ってもらうダケデース。」
は?どういうことだ。 闘う? もしかして殺し合い? 怖ーい!!
あちこちから不安げな声が漏れ出す。
落ち着けるわけねーだろ! ふざけんなー! 家に返せー!
ブーイングも飛び出す。
ドンっ!リリーは机を叩き全員が静かになる。民衆は机を叩いたから静かになったわけではない。
なんとその机は木っ端みじんになって吹き飛んだからだ。
「シャラップ!このクソjapanese共ガヨ!一生米食っとけ!」
シーン
「Oh..sorryスコシ取り乱してしまいました。ちなみにまたウルサクしたらアナタタチハさっきの
deskみたいに粉みじんにナリマス。」
もう何か文句を言う者はいなかった。誰もが逆らってはいけないと理解したからだ。
「...さて実験というのは皆さんに我々が開発した「スイッチ」をツカイタタカッテ
もらうことによる、データ収集デース。」
「スイッチは使うと特殊能力を使用デキマース。サッキ使ったワタシノ
「手デ触れたモノをバラバラにするスイッチ」のようにね。
ちなみにこのスイッチは私にしか使えマセーン。他の人が使おうとしてもなにも起こりマセーン。」
「スイッチはその人によって能力。色。形。スイッチの種類がカワリマース。
タトエバ押すスイッチ。引くスイッチ。回すスイッチとかね。」
「今カラこれを皆さんに配りマース。そしたら今度は別の部屋に移動してもらいそこでスコシ
マッテいてクダサーイ。順番が来たら1対1のバトルが始まりマス。クワシイルールはその時
説明してモライマース。それではGood luck!頑張ってクダサーイ。」
(...どういうことだ。なんであんなことが可能なんだ。スイッチを押すだけで
特殊能力ゥ?なんか仕掛けでもあんのか。)
「いやあそれにしても超能力だなんてワクワクするねえ!陰野クン!」
「先生はなんか気楽ですね。疑ったりなんてしないんですか。今の所スイッチの説明しかされてない
じゃないですか!」
「Oh!一つ大事なことを言い忘れてマシタ!このバトルで勝ち残って来た人は、
なんと100億とこのスイッチをもらったままいつもの生活に戻れマース。」
...え?