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心の鍵

作者: 藍蘭

僕はケンカがすこぐ強い小学二年生の高橋 健太だ!

弱いやつを見ると腹が立つ。


今日も弱いやつをいじめて帰ろうとした時、不思議なおばあさんが現れた。


「こんにちは。君は高橋 健太くんだね。」

と、会ったことも無い僕の名前を言い当てた。


学校では知らない人から声をかけられたら、逃げたり周りの人に助けを求める。と教えられていたけど、おばあさんが持っている鍵からどうしても目が離せなかった。


おばあさんは「君に魔法の鍵をあげよう。この鍵は傷ついた人の心を開けて傷ついた心を治すためにあるんだよ。」と言って銀色の鍵を僕に渡してから消えてしまった。


僕は「人の心を開ける?そんなことできるわけないだろ!」と思っていたが

会ったこともないのに僕の名前をいいあてたおばあさんがいうことは本当かもしれない。


本当に傷ついた人の心を空けれるのか試してみようとさっきまでいじめていた、泣き虫の桜井 龍輝くんの心の中を開けることにした。


学校に戻って教室に行くと僕にいじめられて泣いている龍輝くんがいた。

すると龍輝くんの心臓のあたりに鍵穴がみえてそこにこの鍵を入れてみると急にその中に吸い込まれていった。


「ここは、…?どこ?真っ暗だ。

そうだ!不思議なおばあさんからもらった鍵で龍輝の胸の辺りに鍵穴があってそこに鍵を入れたら…」健太はびっくりしてしばらく混乱していた。冷静になって考えると、


「こ、ここは、もしかして龍輝の心の中?

おばあさんの言ってたことはほんとだったんだ…」


少し歩いてみると木箱がぽつんと置いてあった。開けてみると、そこには綺麗なハートのがらすがはいっていた。

健太は「すっげぇ!こんなにきれいなのみたことない!!」と興奮していたが、その中から映し出された、さっきの龍輝をいじめていた光景を。


『おい!泣き虫龍輝!お前みたいなやつみてると腹立つだよ、とっとときえろ!』と健太が龍輝の机を蹴りながらどなっていて龍輝が泣いている光景が映し出された。


その時、すごく綺麗だったガラスのハートが灰色にそまって砕けていた。


「あっ、!さっきまであんなに綺麗なハートが…」

そこで気づいた、〝僕が龍輝をいじめたせいだ、あんなに綺麗なハートがこんな風に僕がしちゃったんだ〟と。

僕は魔法の鍵に願った。〝龍輝に帰ったら必ず謝ります。どうか、どうかこのハートを治してください!〟


すると、鍵から光がでてハートのガラスはさっきの綺麗な姿に戻っていた。


安心していたら、気づけば教室にいた。


目の前の健太は急に現れた健太にびっくりしてまた泣きそうになっていたが、健太は

「ごめん!龍輝、俺お前のこと泣き虫とか言っていじめてた。ほんとにごめんなさい」と頭を下げたんだ、龍輝もびっくりして最初は固まっていたが「いいよ。もうしないでね」と笑ってくれたのだ。


そして健太はその日からいじめをやめてみんなに優しくするようになりました。



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